エグゼクティブな男。 - 1ページ目106 - *Esperanza*
FC2ブログ
See more details
Title List

エグゼクティブな男。#1

ハイアットエグゼクティブホテル。そこが俺の自慢の働く場所だった。高級感溢れ上品で上級なホテルにはいつも高級でVIPなゲストなど多様である。滞在するお客さまが快適に過ごせるようきめ細かなサービスを提供するそれが俺の仕事、ホテルマンだ。最高のおもてなし、最高の空間。俺は今の仕事に誇りと自信を持っていた。そして自分自身にも。何もかもが上手く行っていたある日の朝だった。「ユノ。支配人がお呼びだ。」「はい。」俺...

Read More »

エグゼクティブな男。#2

その男は黒塗りのベンツから降り立った。スラリと細身の長身。とてもスーツが似合っていた。勿論顔も良しの御曹司は一旦ホテルを見上げて辺りを見回した。俺はスッと傍に向かい頭を下げた。「ようこそ。担当のホテルマン、チョンユンホです。お荷物をお預かり致します。」「あぁ。お願いします。」確実に身分の下である俺にも綺麗な言葉を使う御曹司に俺は関心した。エグゼクティブな男には余裕がる。俺は御曹司を部屋にお連れし、部屋...

Read More »

エグゼクティブな男。#3

「どうしてでしょう。わかってしまうんですよね。僕。」チャンミン様はそう言って綺麗なお顔で笑って見せた。俺は笑えず、固まったままチャンミン様を見上げて考えあぐねた末、口を開いた。「………はい。私はゲイです。ですがこの事は誰も知りません。もしチャンミン様の気分を害されるのでしたら、そっと担当をかえて頂けないでしょうか?」折角の仕事だけれど仕方がない。ゲストに嫌な思いをさせる訳にはいかない。「気分なんて害さない...

Read More »

エグゼクティブな男。#4

チャンミン様がゲイ。そんな噂は聞いた事がないぞ。「あの………チャンミン様。」「なんですか?」「私にお気なら使わなくて結構です。」「どうして?」「ゲイの私にお気を使いなら……………。」「そんな気を使うといい事でもありますか?僕は無駄な事はしたくありません。」「そ……う、ですか……。」じゃあ。チャンミン様は本当にゲイだと言うのだろうか?「そこでユノ。」「は?」一瞬、チャンミン様がチャンミン様であることを忘れそうに...

Read More »

エグゼクティブな男。#5

なんでこんな事になってるのか.…………。俺は懸命にチャンミンのそれをしゃぶってた。なんで。どうして。こんな事を許してしまったのか。ゲストと。ゲストの部屋で。しかも俺は職務中で神聖な制服を着てるというのに。「ん…………はっ。」「ユノ……………流石上手ですね。」「…………ぅ。」この男。やけに色気がある。俺は下からチャンミン様の顔を見上げてその色気に翻弄されそうだった。「そんな風に僕を見上げるなんて、誘ってるんですか?」...

Read More »

エグゼクティブな男。#6

「ちょっとお待ちくださいっ!」俺はチャンミンの前で膝間づいていたのを引きずり上げられて一旦壁ドンされる。壁ドンだ。壁ドン。確かにチャンミン様の壁ドンはエグゼクティブの香りがする落ち着いたものだった。長い腕。筋肉がしっかりとついていてそこを走る血管が浮かんで俺はぞくりとした。そして長いウエーブした前髪がかかる目に覗く様に目を見られたらもう俺は、いや俺じゃなくても、全ての人間が彼に堕ちるだろう。それで...

Read More »

エグゼクティブな男。#7

俺はタチ専門。要するに男役なんだ。いくら超VIPのエグゼクティブな男、チャンミン様にと言えども、抱かれるなんて有り得ない。俺はこれでも巷では超モテると言われてる。顔良し、スタイル良し、そして優しさも兼ね備えている。俺に抱かれたい男はわんさかいて、俺はそんな男達をわんさかこの手で抱いてきた。むしろ女性のような顔をするチャンミン様だから抱きたいと思っていたっ!!!それがなんで俺が抱かれる側?!「あの……...

Read More »

エグゼクティブな男。#8

俺はホテルマンに誇りと自信を持ち、ホテルマンになるべくしてなったと思ってる。この職を失くしてしまったら、俺には何も残らない。失うなんて考えられないんだ。だからってタチ専の俺がネコになるなんて事も考えられなかった。「そこまで頑なになるって事は、ユノはネコの経験はないんですか?」「………。」ある訳がない。「じゃあお互い初めて同士なんですね。」「……危険です。経験のある私がここは……。」「いいですよ。ホテルマ...

Read More »

エグゼクティブな男。#9

「どうしましたか?痛いですか?」痛い……。痛いってもんじゃない。「力を抜いて下さい。息を吐いて。」わかってる。そんなのわかってるんだ。俺だってそう言って抱いてきた子達に伝えてきた。でもできるもんじゃないんだ。実際できないもんなんだよっ。俺は壁に頭を擦り付けて床を眺めながら耐えた。「しょうがありませんねぇ…………。」チャンミン様はそんな俺の顎を掴んで上を向かせ、無理矢理チャンミン様の方に向かされる。首をい...

Read More »

エグゼクティブな男。#10

最低、最悪だった。腰が痛い……。穴の異物感がずっと続いてる…。気分も悪い…。ネコとはこんなに大変なものなのか…。バリタチの俺がネコの気持ちなんて分かる訳はなかったんだ。そう俺はネコが向いてないって事だ。全く最低で最悪な経験をした。そんな中。俺はチャンミン様の部屋でコーヒーを淹れていた。優雅な顔をして。何事もなかったかのように。「…………。」「ユノ。体は大丈夫なんですか?」「…………。」あれだけ人をいい様にして...

Read More »

エグゼクティブな男。#11

部屋のローテーブルとソファーの辺りで俺を捕まえたチャンミン様は俺をソファーに誘った。「いけません。」「ソファーも駄目なんですか?」チャンミン様はとても残念そうにそう言って眉を寄せた。俺は縦に頷いてローテーブルに手を付いた。「又立ってするつもり?」だって仕方がない。ホテルマンの俺がゲストの使うソファーでセックスなんて……。ホテルマンとして。それはしちゃいけない。そう思うから。「きついでしょ?」俺が経験...

Read More »

エグゼクティブな男。#12

俺はどうしたかほとんど覚えていない。ただチャンミン様に何度も突かれ、それに応える様に俺は腰を振った。「……っ。流石ですね。男を抱いてきただけの事はありますね。どう動いたらタチが喜ぶかを知ってるみたいだ。」チャンミン様は俺に絞り取られて気持ちがいいのか、そう言って俺に愛しげにキスをしたのを覚えてる。それはそれは甘いキスで。こんな傲慢で、我侭で、ただのお坊ちゃまの後継者がこんな甘いキスをするんだと感じた...

Read More »

エグゼクティブな男。#13

いいんですか?と言ったチャンミン様は意外と間抜け面だった。ぽかんと開いた口。くりくりとした瞳。実際にはそんな顔さえも整っていてイケメンだったのだが。そう思わないとやってられない。自分から抱かれたいなど。間抜けなのは間違いなく自分の方だ。そんな何を言ってしまったんだって後悔はアッと言う間にチャンミン様に持っていかれる。「チャンミン……様……っ。」「来て。」チャンミン様は俺の手を引っ張って、俺を連れて行っ...

Read More »

エグゼクティブな男。#14

浴室での行為は確かに都合が良かった。掃除か簡単。でも体力的には厳しかった。浴室が湯気でこもって逆上せてしまった俺は、先日よりも深刻だった。「熱い………。」「大丈夫ですか?」見かねたチャンミン様は珍しくも掃除を手伝ってくれたが俺は限界に達してその場に蹲った。「ユノっ。」チャンミン様に直ぐ助けられて、外に出た俺だけど、目が回るわ吐き気がするわで完全にダウンだった。「ユノ、ベッドに横になって。」「いえ……結...

Read More »

エグゼクティブな男。#15

目を覚ますとチャンミン様に見つめられていて驚いた。「チャ………っ。」俺はガバッと起き上がって辺りを見回す。記憶を辿るまでに少し時間がかかったが、今の状況を理解した。「チャンミン様っ、すみませんっ。」「どうして謝るんですか?」「こんな所まで着いて来てもらった上に私につき合わせてしまい……っ。」チャンミン様はそんな俺の焦る姿を見てにこにこと機嫌のいい顔をしていた。「いいです。ユノに甘えられてとても嬉しかっ...

Read More »

エグゼクティブな男。#16

甘い、蕩けそうなキスだった。この男はどうしてこんなキスをするんだろう。まるで純愛しか知らないみたいに。本当は強引で汚くて優しさなんて知らない筈なのに。自分の欲情を晴らす為に偶々担当になったホテルマンを性の捌け口にする様な男なのに。「ユノ………。ベッドでしませんか?」そんな事をさらりと言う様な男なのに。「いえ………それは。それだけは………。」どうしても守りたかった俺のポリシー。ホテルマンとしてのプライド。最...

Read More »

エグゼクティブな男。#17

信じない。信じはしない。そうだ。信じられないんだ。チャンミン様が俺を愛してるなんて。あの記者の事を忘れていたが。きっとあの男は何かをやらかしてる違いない。その為にここに逃げてきた。だから、一人の相手に留まってバレるのを恐れているのか?きっとあぁやって捨てるのは慣れたものなんだ。こんなにうだうだした気持ちでいるのもきっと俺だけで。本当に愛してるのも俺だけ。こんな恋。早く忘れるべきだ。俺はいつもの仕事...

Read More »

エグゼクティブな男。#18

チャンミン様の背中を見送ってからどれだけ時が過ぎただろう。チャンミン様はなかなか戻られなかった。季節が変わり、突然その日は来た。でもそれは以前のチャンミン様ではなかったのだ。その日新しい社長の就任式で当ホテルにも挨拶に来るとの達しがあった。新しい社長とは?まさか順番では御曹司のチャンミン様になるのではあるのだが。随分早い就任になる。前社長もまだ若いし、早くに辞める理由などなかった筈。第一、いきなり...

Read More »

エグゼクティブな男。#19(最終話)

「あ………あの………チャンミン様………。」チャンミン様は本当に楽しそうに俺の制服を脱がした。「本当にバカがつくくらいしっかり着込んでますね。」「制服ですから………。」「本当脱がしがいがいがあります…。」「ん………っ」チャンミン様は胸のシャツを脱がす前にシャツの上から俺の乳首をこねくり回す。そして胸の少しの膨らみをきゅっと摘んだ。「っ………。」「痛かった?」違う。女性みたいに感じた。「ユノはここ。好きですよね。」「………...

Read More »

Recent Pics

エグゼクティブな男。#1

ハイアットエグゼクティブホテル。そこが俺の自慢の働く場所だった。高級感溢れ上品で上級なホテルにはいつも高級でVIPなゲストなど多様である。滞在するお客さまが快適に過ごせるようきめ細かなサービスを提供するそれが俺の仕事、ホテルマンだ。最高のおもてなし、最高の空間。俺は今の仕事に誇りと自信を持っていた。そして自分自身にも。何もかもが上手く行っていたある日の朝だった。「ユノ。支配人がお呼びだ。」「はい。」俺...

エグゼクティブな男。#2

その男は黒塗りのベンツから降り立った。スラリと細身の長身。とてもスーツが似合っていた。勿論顔も良しの御曹司は一旦ホテルを見上げて辺りを見回した。俺はスッと傍に向かい頭を下げた。「ようこそ。担当のホテルマン、チョンユンホです。お荷物をお預かり致します。」「あぁ。お願いします。」確実に身分の下である俺にも綺麗な言葉を使う御曹司に俺は関心した。エグゼクティブな男には余裕がる。俺は御曹司を部屋にお連れし、部屋...

エグゼクティブな男。#3

「どうしてでしょう。わかってしまうんですよね。僕。」チャンミン様はそう言って綺麗なお顔で笑って見せた。俺は笑えず、固まったままチャンミン様を見上げて考えあぐねた末、口を開いた。「………はい。私はゲイです。ですがこの事は誰も知りません。もしチャンミン様の気分を害されるのでしたら、そっと担当をかえて頂けないでしょうか?」折角の仕事だけれど仕方がない。ゲストに嫌な思いをさせる訳にはいかない。「気分なんて害さない...

エグゼクティブな男。#4

チャンミン様がゲイ。そんな噂は聞いた事がないぞ。「あの………チャンミン様。」「なんですか?」「私にお気なら使わなくて結構です。」「どうして?」「ゲイの私にお気を使いなら……………。」「そんな気を使うといい事でもありますか?僕は無駄な事はしたくありません。」「そ……う、ですか……。」じゃあ。チャンミン様は本当にゲイだと言うのだろうか?「そこでユノ。」「は?」一瞬、チャンミン様がチャンミン様であることを忘れそうに...

エグゼクティブな男。#5

なんでこんな事になってるのか.…………。俺は懸命にチャンミンのそれをしゃぶってた。なんで。どうして。こんな事を許してしまったのか。ゲストと。ゲストの部屋で。しかも俺は職務中で神聖な制服を着てるというのに。「ん…………はっ。」「ユノ……………流石上手ですね。」「…………ぅ。」この男。やけに色気がある。俺は下からチャンミン様の顔を見上げてその色気に翻弄されそうだった。「そんな風に僕を見上げるなんて、誘ってるんですか?」...

エグゼクティブな男。#6

「ちょっとお待ちくださいっ!」俺はチャンミンの前で膝間づいていたのを引きずり上げられて一旦壁ドンされる。壁ドンだ。壁ドン。確かにチャンミン様の壁ドンはエグゼクティブの香りがする落ち着いたものだった。長い腕。筋肉がしっかりとついていてそこを走る血管が浮かんで俺はぞくりとした。そして長いウエーブした前髪がかかる目に覗く様に目を見られたらもう俺は、いや俺じゃなくても、全ての人間が彼に堕ちるだろう。それで...

エグゼクティブな男。#7

俺はタチ専門。要するに男役なんだ。いくら超VIPのエグゼクティブな男、チャンミン様にと言えども、抱かれるなんて有り得ない。俺はこれでも巷では超モテると言われてる。顔良し、スタイル良し、そして優しさも兼ね備えている。俺に抱かれたい男はわんさかいて、俺はそんな男達をわんさかこの手で抱いてきた。むしろ女性のような顔をするチャンミン様だから抱きたいと思っていたっ!!!それがなんで俺が抱かれる側?!「あの……...

エグゼクティブな男。#8

俺はホテルマンに誇りと自信を持ち、ホテルマンになるべくしてなったと思ってる。この職を失くしてしまったら、俺には何も残らない。失うなんて考えられないんだ。だからってタチ専の俺がネコになるなんて事も考えられなかった。「そこまで頑なになるって事は、ユノはネコの経験はないんですか?」「………。」ある訳がない。「じゃあお互い初めて同士なんですね。」「……危険です。経験のある私がここは……。」「いいですよ。ホテルマ...

エグゼクティブな男。#9

「どうしましたか?痛いですか?」痛い……。痛いってもんじゃない。「力を抜いて下さい。息を吐いて。」わかってる。そんなのわかってるんだ。俺だってそう言って抱いてきた子達に伝えてきた。でもできるもんじゃないんだ。実際できないもんなんだよっ。俺は壁に頭を擦り付けて床を眺めながら耐えた。「しょうがありませんねぇ…………。」チャンミン様はそんな俺の顎を掴んで上を向かせ、無理矢理チャンミン様の方に向かされる。首をい...

エグゼクティブな男。#10

最低、最悪だった。腰が痛い……。穴の異物感がずっと続いてる…。気分も悪い…。ネコとはこんなに大変なものなのか…。バリタチの俺がネコの気持ちなんて分かる訳はなかったんだ。そう俺はネコが向いてないって事だ。全く最低で最悪な経験をした。そんな中。俺はチャンミン様の部屋でコーヒーを淹れていた。優雅な顔をして。何事もなかったかのように。「…………。」「ユノ。体は大丈夫なんですか?」「…………。」あれだけ人をいい様にして...

エグゼクティブな男。#11

部屋のローテーブルとソファーの辺りで俺を捕まえたチャンミン様は俺をソファーに誘った。「いけません。」「ソファーも駄目なんですか?」チャンミン様はとても残念そうにそう言って眉を寄せた。俺は縦に頷いてローテーブルに手を付いた。「又立ってするつもり?」だって仕方がない。ホテルマンの俺がゲストの使うソファーでセックスなんて……。ホテルマンとして。それはしちゃいけない。そう思うから。「きついでしょ?」俺が経験...

エグゼクティブな男。#12

俺はどうしたかほとんど覚えていない。ただチャンミン様に何度も突かれ、それに応える様に俺は腰を振った。「……っ。流石ですね。男を抱いてきただけの事はありますね。どう動いたらタチが喜ぶかを知ってるみたいだ。」チャンミン様は俺に絞り取られて気持ちがいいのか、そう言って俺に愛しげにキスをしたのを覚えてる。それはそれは甘いキスで。こんな傲慢で、我侭で、ただのお坊ちゃまの後継者がこんな甘いキスをするんだと感じた...

エグゼクティブな男。#13

いいんですか?と言ったチャンミン様は意外と間抜け面だった。ぽかんと開いた口。くりくりとした瞳。実際にはそんな顔さえも整っていてイケメンだったのだが。そう思わないとやってられない。自分から抱かれたいなど。間抜けなのは間違いなく自分の方だ。そんな何を言ってしまったんだって後悔はアッと言う間にチャンミン様に持っていかれる。「チャンミン……様……っ。」「来て。」チャンミン様は俺の手を引っ張って、俺を連れて行っ...

エグゼクティブな男。#14

浴室での行為は確かに都合が良かった。掃除か簡単。でも体力的には厳しかった。浴室が湯気でこもって逆上せてしまった俺は、先日よりも深刻だった。「熱い………。」「大丈夫ですか?」見かねたチャンミン様は珍しくも掃除を手伝ってくれたが俺は限界に達してその場に蹲った。「ユノっ。」チャンミン様に直ぐ助けられて、外に出た俺だけど、目が回るわ吐き気がするわで完全にダウンだった。「ユノ、ベッドに横になって。」「いえ……結...

エグゼクティブな男。#15

目を覚ますとチャンミン様に見つめられていて驚いた。「チャ………っ。」俺はガバッと起き上がって辺りを見回す。記憶を辿るまでに少し時間がかかったが、今の状況を理解した。「チャンミン様っ、すみませんっ。」「どうして謝るんですか?」「こんな所まで着いて来てもらった上に私につき合わせてしまい……っ。」チャンミン様はそんな俺の焦る姿を見てにこにこと機嫌のいい顔をしていた。「いいです。ユノに甘えられてとても嬉しかっ...

エグゼクティブな男。#16

甘い、蕩けそうなキスだった。この男はどうしてこんなキスをするんだろう。まるで純愛しか知らないみたいに。本当は強引で汚くて優しさなんて知らない筈なのに。自分の欲情を晴らす為に偶々担当になったホテルマンを性の捌け口にする様な男なのに。「ユノ………。ベッドでしませんか?」そんな事をさらりと言う様な男なのに。「いえ………それは。それだけは………。」どうしても守りたかった俺のポリシー。ホテルマンとしてのプライド。最...

エグゼクティブな男。#17

信じない。信じはしない。そうだ。信じられないんだ。チャンミン様が俺を愛してるなんて。あの記者の事を忘れていたが。きっとあの男は何かをやらかしてる違いない。その為にここに逃げてきた。だから、一人の相手に留まってバレるのを恐れているのか?きっとあぁやって捨てるのは慣れたものなんだ。こんなにうだうだした気持ちでいるのもきっと俺だけで。本当に愛してるのも俺だけ。こんな恋。早く忘れるべきだ。俺はいつもの仕事...

エグゼクティブな男。#18

チャンミン様の背中を見送ってからどれだけ時が過ぎただろう。チャンミン様はなかなか戻られなかった。季節が変わり、突然その日は来た。でもそれは以前のチャンミン様ではなかったのだ。その日新しい社長の就任式で当ホテルにも挨拶に来るとの達しがあった。新しい社長とは?まさか順番では御曹司のチャンミン様になるのではあるのだが。随分早い就任になる。前社長もまだ若いし、早くに辞める理由などなかった筈。第一、いきなり...

エグゼクティブな男。#19(最終話)

「あ………あの………チャンミン様………。」チャンミン様は本当に楽しそうに俺の制服を脱がした。「本当にバカがつくくらいしっかり着込んでますね。」「制服ですから………。」「本当脱がしがいがいがあります…。」「ん………っ」チャンミン様は胸のシャツを脱がす前にシャツの上から俺の乳首をこねくり回す。そして胸の少しの膨らみをきゅっと摘んだ。「っ………。」「痛かった?」違う。女性みたいに感じた。「ユノはここ。好きですよね。」「………...