ハッピーエンド - 1ページ目127 - *Esperanza*
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ハッピーエンド #1

ホテルの一室で僕は頭をかかえてる。なんでかって?今から僕は男を抱くからだ。ほんの些細な遊びから始まった。呑みつぶれるのはどっちか?なんて賭けだったと思う。会社の飲み会で後輩の二人に飲み比べさせたんだ。負けた方は男とセックスをするなんてホント馬鹿げた遊びだった。なんで男なんだよ。なんで僕は乗ったんだ?!僕は女に不自由はしてない。男が好きな訳ないし、当然女性が好きだ。酒も入ってた。ノリで賭けをして負け...

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ハッピーエンド #2

男相手にかわいいと思ってしまった僕は僕自身に驚いた。この人なら抱けるかもしれない?ってどういう事。僕は女性が好きだし、男には一切そんな感情を持ち合わせた事はない。なのにこのユノはにこにこと僕の頭を撫でるから僕はきっと勘違いをしてるだけだ。「やめて下さい。」僕はユノの手を掴んでやめさせた。ユノはきょとんとしてる。「僕実は、男の人に興味がなくて。今日は罰ゲームでここまできました。」「罰ゲーム?」「だか...

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ハッピーエンド #3

ユノは僕を特別なお客さんだと言った。それはどういう意味だろう。僕はユノを抱かなかったし、話だけしてお金を払ったという意味では特別だったかも知れない。また話だけしてお金がもらえるならラッキーだと思ったんだろうか?いや。ユノはそんな子じゃないだろう。僕がそうした事をすごく申し訳なさそうにしてお金を受け取ったし。一回会っただけだけど…なんとなくそう思った。自分はセックスしか取り柄がないとも言ってたなぁ………...

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ハッピーエンド #4

僕はキュヒョンと別れて一人で駅への道を歩きながらキュヒョンが言ったことを考えてた。「お前、恋してるみたいだぞ。」そう言われて僕は馬鹿らしいと思いながらも、ずっと煮え切らなかった気持ちと自分でもわからない想いに変にぴったりした言葉をぶつけられて何も返せなかった。「まぁ。連絡先わかるなら連絡してみれば?」キュヒョンはやっぱり簡単にそう言った。もしかしてキュヒョンのアドバイスは適格なんじゃないだろうか?...

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ハッピーエンド #5

「………もしもし………。」ユノだ。ユノが出た。電話の向こうの鼻にかかった声に僕はすぐにユノは寝てたんだと分かった。「ごめんなさい………寝てましたか?」「……………だれ?」まだ寝惚けてるんだろうユノは暫くの沈黙の後眠たそうに聞いた。「あ………僕です……。え……っと。チャンミンです。」「………チャンミン?」ユノの不思議そうな声に、そういえば昨日は名を名乗らなかった事に気付く。「あ………昨日………。」僕は何て言っていいかわからなくて...

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ハッピーエンド #6

沈黙が多かったのは、多分呼び出した恥ずかしさと呼び出された恥ずかしさで。それも少しの時間がたてば嘘みたいに喋り合って、楽しい時間に変わって行った。「ユノはご飯食べたの?」「あ、忘れてたな。そういえば。食べてない。」「え?」「だって寝てたから。チャンミンから電話があるまで。」「あ……そうでしたね。すみません。」「いーんだけど。」「じゃあ一緒にご飯を食べに行くって言うのはありですか?」「ありだけど。チャ...

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ハッピーエンド #7

僕はユノが好きなんだって知った。ユノは僕が男に興味がないくせにと言った。いや。確かに男には興味がない。でも。ユノには興味があるんだ。それはもうハッキリしていた。ただそれが好きって気持ちと同じだと気がついたのは、昨日の別れ際。どうしてもユノを帰したくなくて。なんとかしたい気持ちと、結局なんともできなかった時の切なさと後悔。あれは紛れもない恋なんだ。キュヒョンが言った恋してるみたいだと言う例えは、例え...

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ハッピーエンド #8

僕は懲りずにユノを指名した。出来るだけ毎日。お金が続く限り。ユノに会いに行った。というか。お金はすべてユノに使っていた。時間を延長して次の客をキャンセルさせたり、そうやってユノに他の客を取らせないように僕は必死だった様に思う。「…………チャンミン………お前さぁ。もう来るなよ。」「どうしてですか?」「本当にこういうのは困る。仕事の邪魔をしないでくれ。」「邪魔はしてるつもりありませんが?だってお金も払ってる...

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ハッピーエンド #9

抱き締めてキスをして「好きだ」と囁き抱く事は簡単だった。それは今まで付き合った女性にもしてきた事だ。間違ってるとは思わないし、むしろ好きになったら当然する事だろう。でもユノにはしなかった。好きだけどしなかった。好きなのに。ユノには何か違う気がしたんだ。翌日の事。僕はいつもの様にユノの店に出向きユノを指名する。でもユノはいなかった。「今日はユノはいないんですか?」「今日はいない。お客さん随分ユノを気...

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ハッピーエンド #10

「シウォンに何を言われた?」ユノは部屋に入るなりそう聞いた。「何も。ただユノを一人にするなって。この仕事から足を洗って幸せになるべきだとも。」「何言ってるんだ。あいつ。」ユノはベッドに潜りこむ。「今日は疲れちゃった。少し寝てもいいか?」「いいですけど……。」「チャンミンも寝れば?一緒に。」「は……。」「別に取って食いやしないから一緒に寝て。」ユノは寂しいってシウォンが言ってた。………本当かな?一人で寝た...

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ハッピーエンド #11

「…………、ちゃ………?」抱き締めたユノがもぞもぞと動いて僕は少し覚醒した。ユノに歌を歌いながら一緒に眠っていた。ユノの温もりを包みながら暖かい気持ちだった。「チャンミンっ!!!!」僕はユノの声に驚いて完全に覚醒した。「何……?!」「時間!!オーバーしてるっ!!!」あぁ。ユノを指名した時間か。寝坊しちゃったんだ。「延長してください。」僕はもぞもぞとユノを再び抱き締めて目を閉じた。起きる気はしない。「ダメだ...

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ハッピーエンド #12

「ユノ。僕はユノを1人にしないから。」僕は改めてユノにそう言った。「どうやって?」「どうやって?」僕はユノの質問の意味がわからなくて繰り返した。「だってチャンミンだって仕事してるし、一緒に住んでる訳じゃないんだから一人にしないなんて無理だろ?」ユノはきょとんとして、そんな事を言う。一人にしないって事はそこまで求めてくるんだ?どれだけ寂しがりなんだろう。「僕に仕事や家族がある様にあなたにも仕事や家族...

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ハッピーエンド #13

ユノが戻る前にユノにそっくりな妹が戻ったその家の前で。僕はユノの妹に会釈をした。「あ………僕、ユノの………。」そう言った僕に彼女は驚いた顔をした。「お兄ちゃんの仕事相手の方ですね。」仕事………。あぁ、ユノの仕事か……。そうかそういう意味ではユノの仕事相手だ。この妹はユノがああ言う事してるって知ってるのかな???僕は色々が色々で言葉に詰まる。「どうして僕がユノの仕事相手ってわかるんですか?」僕は遠まわしに質問...

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ハッピーエンド #14

「チャンミン?!」僕は名前を呼ばれて、その声がユノだってすぐ気付いたから、眠くて半分塞がった目を開いてユノを見た。ユノは相変わらず可愛くて。アーモンドみたいな目を見開いて壁に凭れて座り込み、ひたすらユノを待った僕にもきょとんとした顔でそこにいた。「ずっと待ってたのか?!」「すぐ来るっていったじゃないですか……。」「中に入ってれば良かったのに。」ユノの家族がいる家にどうして僕が上がり込んでユノを待てる...

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ハッピーエンド #15

しっかり眠った僕達は目覚めるともう辺りが薄暗くてもぞもぞと布団の中で寝がえりをしてお互い向かいあった。「………やっぱりチャンミンとだと良く寝れちゃう。もう夕方か………。」「僕もしっかり寝てしまいました……。」横になって枕に沈むユノがまだとろとろとしていて、その眠たそうな顔が可愛くて僕は手を伸ばす。ユノの頬に手の甲でそっと撫でるとユノはそっちの目を細めて逆にすり寄ってくる。まるで犬か猫みたいに懐いてきた。ユ...

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ハッピーエンド #16

僕はユノに貰ったユノの家の鍵を眺めた。あの日ユノに触られてから僕はユノを指名していない。勿論家にも行っていないし連絡も取ってない。と言うか取れなかった。ユノの手が僕の勃起するものをいやらしく触るのをどうしても忘れられなくて毎日思い出してしまいどうしようもなかった。思い出しながらユノが触れたそこに自分で触れてしまう。「あ…………ユノっ。」僕は自分でも驚くような熱っぽい声でユノの名前を口にした。ユノが触れ...

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ハッピーエンド #17

「チャンミンの部屋綺麗だなっ!!!!!」僕は部屋にユノを上げて、初めての僕の部屋をぐるぐる見回すユノに「あんまり見ないでください」と言う気持ちでいっぱいだった。さっきまで一人でユノを想っていやらしい事を考えていたのだからそりゃ後ろめたい。なんなら何か余韻が残ってるんじゃないかと落ち着かない。「ユノ。いいから。DVDでも見る?」僕はユノの気を逸らそうとする。「寝るんじゃないのか?」「あ……眠い?もう寝...

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ハッピーエンド #18

ユノはユノを抱く男を冷たいと言った。どうしてそんな男に抱かれるんだろう。寂しいの?まだ。僕がいてもまだ。寂しいのかな………。ユノは良く僕の家に来るようになった。そして僕は相変わらずユノを指名して。そしてたまに二人でご飯を食べたりする。断然二人の時間は増えてるのに、ユノはそれでも誰かに抱かれてるのか違うシャンプーの匂いをさせてる時があって、僕はそんな時とっても哀しくなった。「ユノ……今日は誰に抱かれたの...

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ハッピーエンド #19

ユノが僕を選んだのはどうしてだったんだろう。実際。付き合う事になってからもユノとの関係で以前と変わった事は何もない。ただ、僕を選んでくれて、誰かと抱かれる事をやめてくれた事が僕は嬉しかったし、心から良かったと思っていた。だからたまたまキュヒョンと飲みに出た先で、ユノが男とホテルに入って行ったのを見て、僕は愕然とした。「どうした?チャンミン。」「……………。」僕はキュヒョンの声掛けにも、気が付かない程呆...

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ハッピーエンド #20

俺はホッとした。チャンミンに捨てられなかった事。俺からチャンミンを捨てた事。あの日の様な哀しみを味あわず済んだ事に俺はホッとしていた。俺が好きだった人はチャンミンと同じで男になんて興味のない人だった。俺に出会って俺色に染まっていったあの人。永遠に続く幸せを疑わなかった俺。でもあの人は俺じゃない人を選んだ。結局、女性を選んで結婚をした。「お前も早く結婚しろ。」って。笑って俺から去っていった。あの人の...

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ハッピーエンド #1

ホテルの一室で僕は頭をかかえてる。なんでかって?今から僕は男を抱くからだ。ほんの些細な遊びから始まった。呑みつぶれるのはどっちか?なんて賭けだったと思う。会社の飲み会で後輩の二人に飲み比べさせたんだ。負けた方は男とセックスをするなんてホント馬鹿げた遊びだった。なんで男なんだよ。なんで僕は乗ったんだ?!僕は女に不自由はしてない。男が好きな訳ないし、当然女性が好きだ。酒も入ってた。ノリで賭けをして負け...

ハッピーエンド #2

男相手にかわいいと思ってしまった僕は僕自身に驚いた。この人なら抱けるかもしれない?ってどういう事。僕は女性が好きだし、男には一切そんな感情を持ち合わせた事はない。なのにこのユノはにこにこと僕の頭を撫でるから僕はきっと勘違いをしてるだけだ。「やめて下さい。」僕はユノの手を掴んでやめさせた。ユノはきょとんとしてる。「僕実は、男の人に興味がなくて。今日は罰ゲームでここまできました。」「罰ゲーム?」「だか...

ハッピーエンド #3

ユノは僕を特別なお客さんだと言った。それはどういう意味だろう。僕はユノを抱かなかったし、話だけしてお金を払ったという意味では特別だったかも知れない。また話だけしてお金がもらえるならラッキーだと思ったんだろうか?いや。ユノはそんな子じゃないだろう。僕がそうした事をすごく申し訳なさそうにしてお金を受け取ったし。一回会っただけだけど…なんとなくそう思った。自分はセックスしか取り柄がないとも言ってたなぁ………...

ハッピーエンド #4

僕はキュヒョンと別れて一人で駅への道を歩きながらキュヒョンが言ったことを考えてた。「お前、恋してるみたいだぞ。」そう言われて僕は馬鹿らしいと思いながらも、ずっと煮え切らなかった気持ちと自分でもわからない想いに変にぴったりした言葉をぶつけられて何も返せなかった。「まぁ。連絡先わかるなら連絡してみれば?」キュヒョンはやっぱり簡単にそう言った。もしかしてキュヒョンのアドバイスは適格なんじゃないだろうか?...

ハッピーエンド #5

「………もしもし………。」ユノだ。ユノが出た。電話の向こうの鼻にかかった声に僕はすぐにユノは寝てたんだと分かった。「ごめんなさい………寝てましたか?」「……………だれ?」まだ寝惚けてるんだろうユノは暫くの沈黙の後眠たそうに聞いた。「あ………僕です……。え……っと。チャンミンです。」「………チャンミン?」ユノの不思議そうな声に、そういえば昨日は名を名乗らなかった事に気付く。「あ………昨日………。」僕は何て言っていいかわからなくて...

ハッピーエンド #6

沈黙が多かったのは、多分呼び出した恥ずかしさと呼び出された恥ずかしさで。それも少しの時間がたてば嘘みたいに喋り合って、楽しい時間に変わって行った。「ユノはご飯食べたの?」「あ、忘れてたな。そういえば。食べてない。」「え?」「だって寝てたから。チャンミンから電話があるまで。」「あ……そうでしたね。すみません。」「いーんだけど。」「じゃあ一緒にご飯を食べに行くって言うのはありですか?」「ありだけど。チャ...

ハッピーエンド #7

僕はユノが好きなんだって知った。ユノは僕が男に興味がないくせにと言った。いや。確かに男には興味がない。でも。ユノには興味があるんだ。それはもうハッキリしていた。ただそれが好きって気持ちと同じだと気がついたのは、昨日の別れ際。どうしてもユノを帰したくなくて。なんとかしたい気持ちと、結局なんともできなかった時の切なさと後悔。あれは紛れもない恋なんだ。キュヒョンが言った恋してるみたいだと言う例えは、例え...

ハッピーエンド #8

僕は懲りずにユノを指名した。出来るだけ毎日。お金が続く限り。ユノに会いに行った。というか。お金はすべてユノに使っていた。時間を延長して次の客をキャンセルさせたり、そうやってユノに他の客を取らせないように僕は必死だった様に思う。「…………チャンミン………お前さぁ。もう来るなよ。」「どうしてですか?」「本当にこういうのは困る。仕事の邪魔をしないでくれ。」「邪魔はしてるつもりありませんが?だってお金も払ってる...

ハッピーエンド #9

抱き締めてキスをして「好きだ」と囁き抱く事は簡単だった。それは今まで付き合った女性にもしてきた事だ。間違ってるとは思わないし、むしろ好きになったら当然する事だろう。でもユノにはしなかった。好きだけどしなかった。好きなのに。ユノには何か違う気がしたんだ。翌日の事。僕はいつもの様にユノの店に出向きユノを指名する。でもユノはいなかった。「今日はユノはいないんですか?」「今日はいない。お客さん随分ユノを気...

ハッピーエンド #10

「シウォンに何を言われた?」ユノは部屋に入るなりそう聞いた。「何も。ただユノを一人にするなって。この仕事から足を洗って幸せになるべきだとも。」「何言ってるんだ。あいつ。」ユノはベッドに潜りこむ。「今日は疲れちゃった。少し寝てもいいか?」「いいですけど……。」「チャンミンも寝れば?一緒に。」「は……。」「別に取って食いやしないから一緒に寝て。」ユノは寂しいってシウォンが言ってた。………本当かな?一人で寝た...

ハッピーエンド #11

「…………、ちゃ………?」抱き締めたユノがもぞもぞと動いて僕は少し覚醒した。ユノに歌を歌いながら一緒に眠っていた。ユノの温もりを包みながら暖かい気持ちだった。「チャンミンっ!!!!」僕はユノの声に驚いて完全に覚醒した。「何……?!」「時間!!オーバーしてるっ!!!」あぁ。ユノを指名した時間か。寝坊しちゃったんだ。「延長してください。」僕はもぞもぞとユノを再び抱き締めて目を閉じた。起きる気はしない。「ダメだ...

ハッピーエンド #12

「ユノ。僕はユノを1人にしないから。」僕は改めてユノにそう言った。「どうやって?」「どうやって?」僕はユノの質問の意味がわからなくて繰り返した。「だってチャンミンだって仕事してるし、一緒に住んでる訳じゃないんだから一人にしないなんて無理だろ?」ユノはきょとんとして、そんな事を言う。一人にしないって事はそこまで求めてくるんだ?どれだけ寂しがりなんだろう。「僕に仕事や家族がある様にあなたにも仕事や家族...

ハッピーエンド #13

ユノが戻る前にユノにそっくりな妹が戻ったその家の前で。僕はユノの妹に会釈をした。「あ………僕、ユノの………。」そう言った僕に彼女は驚いた顔をした。「お兄ちゃんの仕事相手の方ですね。」仕事………。あぁ、ユノの仕事か……。そうかそういう意味ではユノの仕事相手だ。この妹はユノがああ言う事してるって知ってるのかな???僕は色々が色々で言葉に詰まる。「どうして僕がユノの仕事相手ってわかるんですか?」僕は遠まわしに質問...

ハッピーエンド #14

「チャンミン?!」僕は名前を呼ばれて、その声がユノだってすぐ気付いたから、眠くて半分塞がった目を開いてユノを見た。ユノは相変わらず可愛くて。アーモンドみたいな目を見開いて壁に凭れて座り込み、ひたすらユノを待った僕にもきょとんとした顔でそこにいた。「ずっと待ってたのか?!」「すぐ来るっていったじゃないですか……。」「中に入ってれば良かったのに。」ユノの家族がいる家にどうして僕が上がり込んでユノを待てる...

ハッピーエンド #15

しっかり眠った僕達は目覚めるともう辺りが薄暗くてもぞもぞと布団の中で寝がえりをしてお互い向かいあった。「………やっぱりチャンミンとだと良く寝れちゃう。もう夕方か………。」「僕もしっかり寝てしまいました……。」横になって枕に沈むユノがまだとろとろとしていて、その眠たそうな顔が可愛くて僕は手を伸ばす。ユノの頬に手の甲でそっと撫でるとユノはそっちの目を細めて逆にすり寄ってくる。まるで犬か猫みたいに懐いてきた。ユ...

ハッピーエンド #16

僕はユノに貰ったユノの家の鍵を眺めた。あの日ユノに触られてから僕はユノを指名していない。勿論家にも行っていないし連絡も取ってない。と言うか取れなかった。ユノの手が僕の勃起するものをいやらしく触るのをどうしても忘れられなくて毎日思い出してしまいどうしようもなかった。思い出しながらユノが触れたそこに自分で触れてしまう。「あ…………ユノっ。」僕は自分でも驚くような熱っぽい声でユノの名前を口にした。ユノが触れ...

ハッピーエンド #17

「チャンミンの部屋綺麗だなっ!!!!!」僕は部屋にユノを上げて、初めての僕の部屋をぐるぐる見回すユノに「あんまり見ないでください」と言う気持ちでいっぱいだった。さっきまで一人でユノを想っていやらしい事を考えていたのだからそりゃ後ろめたい。なんなら何か余韻が残ってるんじゃないかと落ち着かない。「ユノ。いいから。DVDでも見る?」僕はユノの気を逸らそうとする。「寝るんじゃないのか?」「あ……眠い?もう寝...

ハッピーエンド #18

ユノはユノを抱く男を冷たいと言った。どうしてそんな男に抱かれるんだろう。寂しいの?まだ。僕がいてもまだ。寂しいのかな………。ユノは良く僕の家に来るようになった。そして僕は相変わらずユノを指名して。そしてたまに二人でご飯を食べたりする。断然二人の時間は増えてるのに、ユノはそれでも誰かに抱かれてるのか違うシャンプーの匂いをさせてる時があって、僕はそんな時とっても哀しくなった。「ユノ……今日は誰に抱かれたの...

ハッピーエンド #19

ユノが僕を選んだのはどうしてだったんだろう。実際。付き合う事になってからもユノとの関係で以前と変わった事は何もない。ただ、僕を選んでくれて、誰かと抱かれる事をやめてくれた事が僕は嬉しかったし、心から良かったと思っていた。だからたまたまキュヒョンと飲みに出た先で、ユノが男とホテルに入って行ったのを見て、僕は愕然とした。「どうした?チャンミン。」「……………。」僕はキュヒョンの声掛けにも、気が付かない程呆...

ハッピーエンド #20

俺はホッとした。チャンミンに捨てられなかった事。俺からチャンミンを捨てた事。あの日の様な哀しみを味あわず済んだ事に俺はホッとしていた。俺が好きだった人はチャンミンと同じで男になんて興味のない人だった。俺に出会って俺色に染まっていったあの人。永遠に続く幸せを疑わなかった俺。でもあの人は俺じゃない人を選んだ。結局、女性を選んで結婚をした。「お前も早く結婚しろ。」って。笑って俺から去っていった。あの人の...