season16 - 1ページ目93 - *Esperanza*
See more details
Title List
僕とユノが出会ってこれまで一緒にいた中でユノと離れる機会は幾度となくあった。もう無理だと思ったし、何度も終わりを見た。今度こそはとも思った。でも。結局僕達は別れるなんて出来なかった。『そして僕達はオレンジ色の恋をする。』season16僕達は社長の思い通りの兵役に就いた。それは僕が勝手に選んだ道だった。ユノと別れ、ユノと別々に2年間を過ごす。当時それは果てしなく長く感じたし、最低最悪だと思ったし、社長のク...

Read More »

驚いたのは意外に平気だった事だ。何がって、ユノがいなくても。意外に僕は穏やかだった。むしろ余計な問題がなかった。ユノには会えないユノとは別れたと割りきってしまえば、それは単純に会いたいだとか思って恋い焦がれる事はなかったし、好きだ嫌いだと苦しむ事もなかったし、熱くなる事もなかった。心配してもしょうがないし。思い悩んでもしようがない。僕達はもう会えなかったし、別れたんだ。案外見えない方がいいんだ。と...

Read More »

僕は単純だった。ユノに会えるって事は僕の全てにおいての活力にかわった。穏やかだった筈の気持ちが、例え忙しくなっても。ユノを好きだと言う単純な気持ちは結局僕を幸せにした。ジヘちゃんの結婚式の当日、僕はシウォンと一緒に式場に入った。そこには既に沢山の人が集まっていて長男のユノは忙しそうに参列者に挨拶をしていた。ユノは僕達に気付きもしないで次々と挨拶を交わして行く。その姿は相も変わらずで.ユノは1年たっ...

Read More »

ユノが用意したと言ったホテル。僕達はそこに向うタクシーの中で無言だった。ユノに一緒に泊まって?と言ったら。「当たり前だろ?」と言われた。そうだ。以前の僕達なら何も言わなくても一緒に居ただろう。でももう1年離れていた。別れると言ったのだ。ユノは忘れた?そこまでバカじゃないか。あんなに傷つけたんだ。そんなに簡単に忘れるもんでもないだろう。ユノは今何を考えてるんだろう。ホテルにチェックインして部屋に入る。...

Read More »

僕がシャワーから上がるとユノはもう既にベッドの上だった。ベッドの半分が空いている。ユノがわざと空けてるそのスペースは、そこで僕が寝るんだって事をリアルにさせた。枕を立てかけ、それを背もたれにして座ってるユノ。バスローブのままで伸ばされた素足は重なって組まれていた。長い足。白い足。触れたいと思わせる足。僕は目が行ってしまうのをどうしたらいいか分からない。「ユノ…。その格好で寝るつもり?風邪ひきますよ?...

Read More »

ユノが吐息を洩らして僕はそれに包まれて息づいた。抱き締めてユノの香りを吸い込んで。ユノの形を確かめる。あぁ。ユノだ。声を聞いて。姿を見て。抱き締めて。その度ユノだと確信して、ユノだと心をトキメかせる僕。この気持ちをどう表したらいい?がむしゃらに抱けばいい?それとも大事に大事に抱けばいい?どっちも足りない。そんな事じゃ全然足りないだろう。「キスをしても……?」「聞かれても困る。」「…そうですよね。」「しろよ。...

Read More »

朝、目が覚めると、当たり前の様に横にユノがいてそれはまるでまだ夢の中にいる様だった。「チャンミン?起きたの?」「ユノ………。」僕はユノを引き寄せ腕に抱いた。「チャンミン………抱いてくれてありがとう。」「え?」ユノは僕の腕の中で歌う様に言った。嬉しそうに。でもそんな事普通言いはしない。「俺がわがまま言ったけど、これって社長にばれたらやばいんだろう?」「知ってるんですか?」「なんとなく。」「でもユノの意思だ...

Read More »

Recent Pics

そして僕達はオレンジ色の恋をする。season16#1

僕とユノが出会ってこれまで一緒にいた中でユノと離れる機会は幾度となくあった。もう無理だと思ったし、何度も終わりを見た。今度こそはとも思った。でも。結局僕達は別れるなんて出来なかった。『そして僕達はオレンジ色の恋をする。』season16僕達は社長の思い通りの兵役に就いた。それは僕が勝手に選んだ道だった。ユノと別れ、ユノと別々に2年間を過ごす。当時それは果てしなく長く感じたし、最低最悪だと思ったし、社長のク...

そして僕達はオレンジ色の恋をする。season16#2

驚いたのは意外に平気だった事だ。何がって、ユノがいなくても。意外に僕は穏やかだった。むしろ余計な問題がなかった。ユノには会えないユノとは別れたと割りきってしまえば、それは単純に会いたいだとか思って恋い焦がれる事はなかったし、好きだ嫌いだと苦しむ事もなかったし、熱くなる事もなかった。心配してもしょうがないし。思い悩んでもしようがない。僕達はもう会えなかったし、別れたんだ。案外見えない方がいいんだ。と...

そして僕達はオレンジ色の恋をする。season16#3

僕は単純だった。ユノに会えるって事は僕の全てにおいての活力にかわった。穏やかだった筈の気持ちが、例え忙しくなっても。ユノを好きだと言う単純な気持ちは結局僕を幸せにした。ジヘちゃんの結婚式の当日、僕はシウォンと一緒に式場に入った。そこには既に沢山の人が集まっていて長男のユノは忙しそうに参列者に挨拶をしていた。ユノは僕達に気付きもしないで次々と挨拶を交わして行く。その姿は相も変わらずで.ユノは1年たっ...

そして僕達はオレンジ色の恋をする。season16#4

ユノが用意したと言ったホテル。僕達はそこに向うタクシーの中で無言だった。ユノに一緒に泊まって?と言ったら。「当たり前だろ?」と言われた。そうだ。以前の僕達なら何も言わなくても一緒に居ただろう。でももう1年離れていた。別れると言ったのだ。ユノは忘れた?そこまでバカじゃないか。あんなに傷つけたんだ。そんなに簡単に忘れるもんでもないだろう。ユノは今何を考えてるんだろう。ホテルにチェックインして部屋に入る。...

そして僕達はオレンジ色の恋をする。season16#5

僕がシャワーから上がるとユノはもう既にベッドの上だった。ベッドの半分が空いている。ユノがわざと空けてるそのスペースは、そこで僕が寝るんだって事をリアルにさせた。枕を立てかけ、それを背もたれにして座ってるユノ。バスローブのままで伸ばされた素足は重なって組まれていた。長い足。白い足。触れたいと思わせる足。僕は目が行ってしまうのをどうしたらいいか分からない。「ユノ…。その格好で寝るつもり?風邪ひきますよ?...

そして僕達はオレンジ色の恋をする。season16#6

ユノが吐息を洩らして僕はそれに包まれて息づいた。抱き締めてユノの香りを吸い込んで。ユノの形を確かめる。あぁ。ユノだ。声を聞いて。姿を見て。抱き締めて。その度ユノだと確信して、ユノだと心をトキメかせる僕。この気持ちをどう表したらいい?がむしゃらに抱けばいい?それとも大事に大事に抱けばいい?どっちも足りない。そんな事じゃ全然足りないだろう。「キスをしても……?」「聞かれても困る。」「…そうですよね。」「しろよ。...

そして僕達はオレンジ色の恋をする。season16#7

朝、目が覚めると、当たり前の様に横にユノがいてそれはまるでまだ夢の中にいる様だった。「チャンミン?起きたの?」「ユノ………。」僕はユノを引き寄せ腕に抱いた。「チャンミン………抱いてくれてありがとう。」「え?」ユノは僕の腕の中で歌う様に言った。嬉しそうに。でもそんな事普通言いはしない。「俺がわがまま言ったけど、これって社長にばれたらやばいんだろう?」「知ってるんですか?」「なんとなく。」「でもユノの意思だ...