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同じ月を見て。#9

俺の名前はチョン・ユンホ。この春、バツイチとなった俺は人生最悪のどん底にいる気がしてた。でもそう言う時に不幸は畳み掛ける様に次々起こるもので。一人住まいのために借りたアパートが重複契約になっていて他の部屋が空くまで、その重複した相手のシム・チャンミン君と一緒に住む事になったんだ。俺にはどうしてもここの大家さんを責める事はできなかったんだ。だからOKした。相手のチャンミン君は凄く不満そうだったけど……。...

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同じ月を見て。#8

ユンホさんの熱は次の日にはすっかり下がっていた。良かった。ユンホさんは今朝は布団から起きて一番にシャワーを浴びた。元気になって浴室からは鼻歌も聞こえてくる。本当に良かった。「ユンホさん~いつまでもシャワーしてると又熱ぶり返しますよ~!」僕はリビングからユンホさんに声をかける。本当に子供かっての。あれで人の親だって言うんだからびっくりする。あんなかわいらしい人がお父さんかぁ…。結婚もしてたんだよなぁ。...

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同じ月を見て。#7

翌朝起きて気が付いた。僕はユンホさんの横で眠ってしまったようだ。床で変な体勢だったからか体がみしみしと痛んだ。僕は起き上がってすぐユンホさんの額に触れる。まだ少し熱はある様だか昨夜よりはかなり下がった様にも思えた。僕が触れたからかユンホさんも薄っすらと目を開ける。「チャンミン君………まさかずっと見ててくれたのか?」「いえ。寝てましたよ。」「でも……傍に居てくれたんだろ?」僕は答えず微笑んで返した。「ありがとう...

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同じ月を見て。#6

ユンホさんがお風呂から上がってくると同時に僕は食事をテーブルに並べた。「チャンミン君……夜中に凄いご馳走だね。」「そうですか?お仕事してきたんですからこれくらい食べて疲れを取って下さい。」「ありがとう…。」ユンホさんの顔が赤いのはお風呂上りだからだと思ってた。「美味しい!」ユンホさんはやっぱり大袈裟な程僕の料理を褒めてくれる。でもどこか元気がなかった。「ユンホさん。まさかここずっと夕飯食べてなかったんですか?...

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同じ月を見て。#5

「はぁ………。」僕は深い溜息をついた。「どうしたんだ?チャンミン。元気ないな。」同じ大学のキュヒョンが僕の顔を覗き込んだ。「なんでもない……。」「なんでもないって面か?」「………はぁ。」「?????」不思議そうなキュヒョンを他所に僕はまた溜息をつく。なんで溜息が出るかと言うと。僕にも分からない。ユンホさんと折角親友になれるかと思ったのに全く顔さえ合わせない日々だった。まさか避けられてないよな?朝とか顔を合わすと普通な...

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同じ月を見て。#9

俺の名前はチョン・ユンホ。この春、バツイチとなった俺は人生最悪のどん底にいる気がしてた。でもそう言う時に不幸は畳み掛ける様に次々起こるもので。一人住まいのために借りたアパートが重複契約になっていて他の部屋が空くまで、その重複した相手のシム・チャンミン君と一緒に住む事になったんだ。俺にはどうしてもここの大家さんを責める事はできなかったんだ。だからOKした。相手のチャンミン君は凄く不満そうだったけど……。...

同じ月を見て。#8

ユンホさんの熱は次の日にはすっかり下がっていた。良かった。ユンホさんは今朝は布団から起きて一番にシャワーを浴びた。元気になって浴室からは鼻歌も聞こえてくる。本当に良かった。「ユンホさん~いつまでもシャワーしてると又熱ぶり返しますよ~!」僕はリビングからユンホさんに声をかける。本当に子供かっての。あれで人の親だって言うんだからびっくりする。あんなかわいらしい人がお父さんかぁ…。結婚もしてたんだよなぁ。...

同じ月を見て。#7

翌朝起きて気が付いた。僕はユンホさんの横で眠ってしまったようだ。床で変な体勢だったからか体がみしみしと痛んだ。僕は起き上がってすぐユンホさんの額に触れる。まだ少し熱はある様だか昨夜よりはかなり下がった様にも思えた。僕が触れたからかユンホさんも薄っすらと目を開ける。「チャンミン君………まさかずっと見ててくれたのか?」「いえ。寝てましたよ。」「でも……傍に居てくれたんだろ?」僕は答えず微笑んで返した。「ありがとう...

同じ月を見て。#6

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同じ月を見て。#5

「はぁ………。」僕は深い溜息をついた。「どうしたんだ?チャンミン。元気ないな。」同じ大学のキュヒョンが僕の顔を覗き込んだ。「なんでもない……。」「なんでもないって面か?」「………はぁ。」「?????」不思議そうなキュヒョンを他所に僕はまた溜息をつく。なんで溜息が出るかと言うと。僕にも分からない。ユンホさんと折角親友になれるかと思ったのに全く顔さえ合わせない日々だった。まさか避けられてないよな?朝とか顔を合わすと普通な...