恋しくて。#20
ユノが受けです。
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タイトル別お話の入口はもくじ。から。
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俺はチャンミンに向かって歩き出す。
リビングからキッチンなんてあっという間だ。
今抱き締めるから。
そう思った瞬間。
逃げられた。
チャンミンっ。
「チャンミンっ!」
「しつこいなあんた!」
「なんでっ!」
「嫌いだって言ったでしょっ!」
チャンミンはキッチンを逃げ回る。
その後を俺は追いかけた。
「ちょ……止めてっ。」
「嫌なら本気で逃げろって言ったろ。」
俺達はアイランド型になった端と端で止まった。
「本気ですから。」
「本気なの?」
「はい。」
「……。」
俺はアイランド型のキッチンの右に回る。
そしたらチャンミンは左へ。
俺が左に回ればチャンミンは右へ。
永遠にぐるぐる。
やっぱり交わる事はないのか?
「……。」
「……。」
俺達はやっぱり端と端で息を切らす。
大の男が鬼ごっこか。
笑えない。
「もう終にしてください。」
その台詞。
なんだか哀しいな。
「嫌だ。」
「ユノヒョン…。」
「嫌だ。」
「……。」
「嫌っ!」
チャンミン。
なんでお前が泣くんだ。
俺は今度は右に回った。
チャンミンは泣いてたからダッシュが遅れる。
俺はチャンスと思って追いかけた。
でもシンクの前で滑ってこけた。
「ユノヒョンっ!」
俺よりチャンミンがびっくりして飛んできた。
俺はラッキーだった。
「捕まえた。」
「ひょ……。」
上から覗くチャンミンを俺は下から腕を伸ばして抱き締めた。
「……ずる…。」
「ずるいって言うな。」
「反則……。」
「わざとじゃない。」
「だまし……。」
なんとでも言え。
「チャンミン。俺が好きだろ?」
チャンミンは涙顔を歪ませた。
「あんたはなんでそうなの。」
「どうなの。」
抱き締めたチャンミンの手が俺の頭を撫でる。
俺絶対愛されてる。
だってすげぇ気持ちいい。
「ユノヒョン……。」
「いつまでそう呼ぶんだ?」
「…………ユ…ノ。」
「うん。」
「ユノ……。」
「うん。」
「ユノ……。」
チャンミンの俺を撫でる手が…やばい。
呼ばれる名前も。
チャンミンの表情も。
もう泣くな。
早く。
言って。
早く。
キスして。
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すみません。時間切れ。
短い。
すごく気分が悪…。
明日は元気になります!
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