See more details
Title List

好き、嫌い…好き。~今日会社休みます。~#8

ユノside







辛い辛い辛い辛い…………。
























チャンミンのが移った。
この節々の痛みと熱の高さ、間違いない。
今年もインフルエンザにかかってしまった。


あぁ。チャンミンの家なんかに行って一緒に寝たからだ……。


どうしよう、チャンミン助けろぉ~。


俺は朦朧とする頭でスマホを操作して電話をかけた。
シウォンがたまたま電話をかけて来て履歴に残ってたんだ。
それが又たまたまチャンミンと並んでた。
震える指先で押したのはチャンミンじゃなくシウォンのダイヤルだったらしい。
でも俺は朦朧としてたんだ。
とにかくチャンミンだと思い込み「助けてぇ。」と言ったのは覚えてる。
でも現れたのがチャンミンだったかシウォンだったかは知らずにいてチャンミン以外には有り得ないと思ってた。
酷く甘えた覚えがある。
寒いと言って抱き付き、抱き返され体中を撫でてくれた。
薬を飲ませてくれと頼んだら口移しで飲ませてくれた。
チャンミンにしては優しいと思った。
こんなんならインフルエンザも悪くないと。
そんな事まで思った。


「…………何してる?」


だから気が付いた時は本当ビックリして。


「おいおい。それはないんじゃないの?」
「え?」


シウォンの変に優しい笑顔。
俺は色々を思い出してヤバイと思った。


「あ。チャンミンから電話があって出ておいた。」
「出た?!」


俺は背筋が寒くなった。
ここにシウォンが居る事をチャンミンは知ってる訳か?
確実に勘違いさせてるよな?


「ほら起きたついでに薬飲めよ。」
「ちょ……。」


シウォンがベッドの端に腰をかける。


「飲ませてやろうか?」
「いや……。」
「なんだよ。熱がある時は可愛かったのに。」
「やめろ。」
「どうして。」
「すまなかった。勘違いしたんだ。」
「誰と?」
「え?………えーと……。」
「チャンミンか?」


それってチャンミンと付き合ってるってバラす様なもんだよな?


「チャンミンにはあんな風に甘えるんだ?」


いや。そうだって言ってないし。


「ふーん。」


ふーんってなんだ?


「まぁいいさ。俺はそれでも。」


何の話だ?


シウォンが俺の頬に指先で触れる。
そこらへんを這う指。
近付いて来る顔。


「止めろって……。」


口ではそう言ってるのに抵抗しきれないのはなんでだ?


シウォンの指が俺の髪に絡んで遊ぶ。
そうやって昔も俺を甘やかした。


「……移る……から。」
「もうとっくに移ってるよ。」


あぁ。口移し…したもんな。
俺は自分のした事にクラクラした。
チャンミンにバレたら怒られるだろうな。


シウォンのアップ。
整った顔立ち。少しチャンミンに似た清潔感が好きだった。


「………や……め。」


シウォンの唇が俺の乾いた唇を撫でてそして重なった。
懐かしい匂いがした。


「ん………ふ………。」
「熱がある時って少し体も高ぶるだろ?始末してやろうか?」
「……ぁ。」


駄目だって。
悪い癖が。
男なら誰だっていいって思ってた時期があった。
こいつがそうさせたのに。


このキスが好きだったなぁ……。


って目を閉じた時目の前に浮かんだのがチャンミンだった。


「課長っ!!!!!」


ドンっ!


チャンミンの声が聞こえた気がしてシウォンを押し返した。


ドンドンっ!!!!


「課長っ!!!!!」
「………チャンミン?」


幻じゃなく。
チャンミンの声だった。


玄関のドアが叩かれてる。


それに気付いた俺達は……。


「ん?」
「……帰って。」
「えぇ?」
「ベランダから帰ってっ!」
「何言ってるんだ?ここ何階だと思ってるんだ。」
「じゃあどうすんだよっ。」


チャンミンにバレル。


「落ち着けよチャンミンなら知ってるだろ。俺が居るの。」


あ……そうか……。
どうしよう……。


何を?
どれを?


とにかく厄介だ。


「帰るよ。黙ってな。」
「……シウォン。」


シウォンは全てを理解したかのようにスーツのジャケットを着てカバンを持った。
助かる。
助かる。


ドンドンドン!!!!


「結構冷静なのかと思ったけど普通に余裕のない男なんだな?チャンミンって。」


余裕がない?
チャンミンが?


シウォンが玄関のドアを開ける。


「課長っ!!!!!」
「煩い奴だな。」
「…シ…シウォン……。」
「じゃあ後は頼んだぞ。」


シウォンがチャンミンの肩をぽんと叩く。


俺はなんとか玄関に出て二人の様子を気が気じゃなく見守った。


「頼まれなくても。」
「そうかよ。」


シウォンは笑って帰って行った。


それを見送ったチャンミンがその後俺を見た。


「どういうつもり?」
「……どうもこうも……。あいつが勝手に……。」
「かわいい声で助けを求めたそうじゃないですか。」
「そ……それはっ。」


チャンミンは扉を閉めると靴を脱いで玄関に入って来る。


「僕と間違えた?」
「え?」


廊下の壁に凭れた俺にチャンミンが近寄ってきて俺の頭の横に腕を付いた。


やっぱりチャンミンの方がカッコイイ。


「それとも本気であの人を選んだ訳?」
「そんな訳……。」
「じゃあなんて言うの?」


良く見たら汗だらけのチャンミン。
心なしかスーツが乱れてる。
髪型も。


「お前どうした……?」
「僕の事はいいです。なんて言うの?」
「え?……えーと……。」


これって怒ってるんだろうな。
そりゃそうか。
恋人が他所の男を連れ込んでたんだ。


「…ごめん。間違えただけだよ。本当。」
「間違えただけ?何もされなかった?」


されなかったと言うよりじ自分から求めたって言ったら殺されそうだ。


「何もされないよ。」


嘘も方便だろ?


「ふーん。」
「チャンミンが良かったんだ。でも本当辛くて良く覚えてなくて……。」
「まだ辛いの?」
「あ……薬飲んで少し…良くなって。」


そこまで喋ってチャンミンに唇を塞がれた。


シウォンとは全然違う強引なキス。


嫌いじゃない。


「チャン……ミ………移っちゃうっ。」
「僕はもう免疫出来てるんで移りません。」
「チャ………」


突然のキスだった。


強引で深くて激しくて熱かった。



断然。








チャンミンのキスのが腰にきた。



































-----












*ランキング*参加中。
↓ミンホミンホ!ポチっと押して応援宜しくお願い致しますm(_ _)m

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村

関連記事

COMMENT

ヤー!

チカ*しゃん♡

ユノさんがシウォンに(呼び捨てw)されるがままになろうもんなら、チャンミンさんの代わりにグーで殴るよ!

やっぱり、チャンミンさんにかけたつもりで甘えたのね。

ナイスタイミングで現れたチャンミンさん、壁ドンからのキスとか( ´艸`)ムフフ

ほらね、チャンミンさんのほうがよかったでしょ?( ^ิ艸^ิ゚)

2017/02/11 (Sat) 00:19 | まりユノ #- | URL | 編集 | 返信

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/02/11 (Sat) 00:31 | # | | 編集 | 返信

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/02/11 (Sat) 01:25 | # | | 編集 | 返信

チャンミンのほうが腰に来たんだ。。(/ω\)イヤン
病んでる最中なんだから、腰砕けになんないようにね(笑)

2017/02/11 (Sat) 01:28 | yamamechin #- | URL | 編集 | 返信

Re: まりユノ様。

グーで殴ってやって下さい(笑)
たぶんもうなっちゃった後なのでwww
ユノかちょー困り者~(笑)
そこがまたかわいい~www
チャンミンにべた惚れなかわいいユノ。

2017/02/11 (Sat) 04:21 | チカ* #- | URL | 編集 | 返信

Re: 鍵コメお*ぎ様。

だめだめかちょー
かわいいでしょ~(笑)
バレたらチャンミン超怖そうですよねww
絶対これは隠さないとなぁ~ww
シウォンに看病する人は実はいるんです。私の中ではww(笑)

2017/02/11 (Sat) 04:24 | チカ* #- | URL | 編集 | 返信

Re:鍵コメあ*様。

たのしいコメントありがとうございます(*´╰╯`*)♬*゜
いえいえ冷静じゃなくても大丈夫ww
カッケーですかっカッケーですか。チャンミンwww
私もそう思います~(笑)
いつもチャンミンにはかっこよくいて欲しいの。
ってかカッコイイww
チャミペンさんにかっけーって言ってもらえるなんて!!!
本物じゃないですかっ!!
ありがとうございます~
いい夢見てください(笑)
こちらこそありがとうございましたm(_ _)m

2017/02/11 (Sat) 04:30 | チカ* #- | URL | 編集 | 返信

Re: yamamechin様。

腰に来るキス……ww
チャンミンに実際そんなテクがあるとは思えないのですがww
そこはテクじゃないんですよ!
愛です!!愛!!!(笑)
勿論腰砕けになりますよ!!!!(爆)

2017/02/11 (Sat) 04:32 | チカ* #- | URL | 編集 | 返信

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/02/11 (Sat) 06:24 | # | | 編集 | 返信

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/02/11 (Sat) 13:35 | # | | 編集 | 返信

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/02/11 (Sat) 15:32 | # | | 編集 | 返信

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/02/11 (Sat) 19:54 | # | | 編集 | 返信

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/02/11 (Sat) 23:40 | # | | 編集 | 返信

POST COMMENT

(設定しておくと後でPC版から編集できます)
非公開コメント