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好き、嫌い…好き。~誕生日の残業。~

俺とチャンミンは残業で残ってた。


























一人帰り二人帰り…そのうち二人きりになった。


チャンミンは基本真面目で仕事をしだすと黙って黙々とする。
そして確実だった。
だから俺は結局チャンミンに頼ってしまう。
負担をかけてるのは分かってるけど一番力になる部下だ。


多分この先上に立ってく存在だから俺の仕事を覚えさせるという意味もある。


「課長……ここ……間違ってますね。」
「え?マジ。」
「コレ、全部変わってきますよ。」
「マジか~~。あ~~~~。こりゃまだまだ帰れないなぁ~。一回休もうぜチャンミン。」
「そんな時間ありませんよ。僕11時までには帰りたいので。」
「又なんちゃらってアイドルか~?」


俺がそう言うとチャンミンから丸めた紙のゴミが飛んできた。


「デカイ声で言うな。」
「いいだろ。二人しかいないんだから。」
「じゃああんたがあれってのも言っていいんですね。あ~あ~課長は~~~~~っ。」
「おいっ!!!」
「ほらっ。困るじゃないですか。人の困る事はするなって習いませんでしたか?」


本当に口では勝てない。


「とにかく休もう…これは上司命令。」
「なんですかそれ。」


俺は席を立って給湯室に向かう。
そこでインスタントのコーヒーをチャンミンに入れてやって後から来たチャンミンに渡した。


「ありがとうございます。課長は?」
「俺はコーヒー飲めないから牛乳。」
「牛乳って…。」


俺は冷蔵後から「かちょう」と書いてある牛乳パックを取り出した。


「課長。まだ背伸びたいんですか?」
「別にそういう意味で飲んでるんじゃない。」
「そうですか…。」


チャンミンはそういいながらくすくすと笑った。
ムカつく奴だ。


「あ~。11時に間に合うように帰っていいぞ。」
「は?あ?あぁ…。一応録画してきたんで大丈夫ですが。」


結局は真面目だ。


「なぁチャンミンって何型?」
「は?」
「血液型。」
「あぁ。Bです。」
「B~。」
「なんですか。自己中とか言いたいんですか。」
「何も言ってないだろ。」
「課長は?」
「俺?なんだと思う~?」
「メンドクサイです。」


チャンミンは表情一つ変えず俺の話術をぶった切る。
顔はイケメンなのにな。
こういうところが人を寄せ付けない。


「じゃあ誕生日は?」


付き合い出して間もない俺達はお互いの情報が少ない。


「今日です。」
「へ~今日か。」


チャンミンは相変わらずのイケメンで軽く言うから俺も軽く答えた。
ん?
今日?


「え?今日っ?!?!?」


今日?


今日って今日?


「そうです2月18日。今日です。」
「マジかよっ!!言えよ!!何も用意してないっ。」
「用意?例えば?プレゼントとかくれるんですか?」
「そりゃ何か……ケーキとか。」
「甘いものは好きじゃありません。」


………本当に俺達。お互いの情報なさ過ぎじゃね?


「え~。」


恋人の誕生日にケーキも食べれないのか?
おまけにプレゼントもなしだ。
そして残業で今日は終わろうとしている。


「なんだよ~。」
「で?あなたは?いつ。」
「俺?俺は終わった。」
「は?」
「6日だった。」
「なんですって?それこそなんで言わないんですか!」
「インフルでそれどころじゃなかったし…。たいち。お前だって言う気なかっただろ。」
「まぁ……男が誕生日だからとかなんだとか言うもんでもないですしね。」
「まぁ……そうだけどね。」


でも恋人の誕生日くらい祝いたいよな………。


「さぁ。早く終わらせて帰りましょう。」


そう言ってデスクに戻ってしまうチャンミン。
おめでとうを言うタイミングさえ外した。
俺達は黙って仕事をこなしていくだけだった。


なんか寂しくないか?


俺はちらりとチャンミンを見る。


チャンミンの横顔を見て又デスクに目を落とす。
でもやっぱりチャンミンが気になってチャンミンを見る。


「そんなに見詰められたら仕事になりませんが?」
「みっ////見詰めてはいないしっ。」
「そうですか?」
「ただ……っ。」
「ただ?」
「ただ………。」


なんか恥かしくて小声になった。


「おめでとう……って言いたかっただけ。」
「………ありがとうございます。」
「プレゼントなくてごめん。」
「僕もあげてませんし…。」
「あぁ。知らなかったんだからしょうがないよな。」
「そうですね………あ。」
「え?」


チャンミンが隣のデスクから何かを取って俺の方に来た。


「プレゼントないんで………コレ。」
「何?」


チャンミンが手の平を広げる。


「……こ……コレって。」


チャンミンの手の平にあったのは女子社員がいつも使ってる指に付ける紙捲り。


「指サックだけど……。」


チャンミンはそれを一個俺の指にはめる。


それは昔ながらの指サックと違ってピンク色をしていてリボンがついてるとてもかわいらしいものだった。
フィンガーーキャップって言うと女子社員が言っていたのを思い出した。
本当は指先に使うものだけど伸ばしながら指の根元につけるとそれはまるで指輪みたいだった。


「……かわいい………。」
「お揃いです。」


もう一個チャンミンは自分で自分の指にはめる。


「チャンミン……。指輪みたいだよ。」
「そうでしょ。」


そう言ってチャンミンは俺の手とチャンミンの手を並べた。


「結構いい。」


そう言ってかわいい顔して笑った。


「ありがとう。」
「僕こそ。」
「嬉しい。」
「こんなものですが。即席で。」
「ううん。嬉しいよ。」


チャンミンの誕生日なのに俺がプレゼント貰ったみたいだ。


俺が指を広げて指を見詰めてたらチャンミンが俺の顔を覗きこんできた。
目と目があって自然にどちらからともなくキスをする。


「あ……っ。チャンミンっ。テレビの時間っ!」
「………あんた。ムードないな。」
「え?」


俺は又チャンミンにキスされた。
だってチャンミンTV見たいって……っ。


「ん……ん。」


キスは段々深くなってく。


チャンミンの手が俺の頬から首筋を撫でて俺は思わず声を漏らした。


「ふ……ぁ。んっ。」
「ムードのない人は黙ってて。」
「だってTV………。」


俺は又口を塞がれる。


「TVよりあんたがいいって言ってるんです。」
「………ちゃ……。」


そう言ってチャンミンは俺の首筋に噛み付いた。
あぁ。どうすんだよ。そんな所に痕が残っちゃう。


チャンミン……。


俺なんちゃらってアイドルに勝ったって事?


やべぇ。嬉しい……。


でも……ここですんのか?


俺は俺のデスクに寝かされた。


やべぇ。


「課長……。」
「チャンミン……俺が好きなの?」
「は?」


チャンミンの呆れた声。


「ずっとそう言ってますが?」
「いや……だって。アイドルには負けると思ってた。」
「アホですか。」
「アホでもいいから言って。」
「あっちは二次元でしょ。全く………あんたの方がいいに決まってます。」
「………マジか…マジか…。」


そう言ってる間にチャンミンはどんどん俺を脱がす。


「チャンミン待って待って、」
「なんですかっ。」


無理矢理体を起す俺にちょっとイラついたチャンミンの声。


でもどうしても言いたかった。


「チャンミン。誕生日おめでとう。」
「遅れましたがあなたも誕生日おめでとうございます。」
「うん。じゃあ。どうぞ。」


俺はデスクに横になった。


「どうも。」


そして俺達は抱き会った。



指にはめた指サックがなんだか男の俺たちの指に不自然にかわいくて週末には一緒に本物を買いに行きたいなと俺はチャンミンに揺すられながら思った。
















翌朝、チャンミンの横のデスクの女子社員が指サックを探してて俺達はなんだか居場所がなかった。
だから週末に指輪と一緒に指サックを買ってその女子社員のデスクに忍ばせたんだ。























おしまい。
-----


間に合った!
チャンミンお誕生日おめでとう!!!

好き、嫌い…好き。の二人の誕生日のお話でした。
ユノの誕生日話がかけなかったので一緒に祝ってみましたよ(笑)
二人らしい誕生日になったのではないかなと思ってます~。

どうも読んで下さってありがとうございましたm(_ _)m

ちなみに。
指サックって↓これ。
loupe_dbk-0594.jpg

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COMMENT

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2017/02/18 (Sat) 23:08 | # | | 編集 | 返信

「どうぞ」

チカ*しゃん♡

「どうも」
ってぇ!そっちのがムードないわ!

そんなかわいい指サック(サックって感じじゃないね)あるんやΣ(゚Д゚)

私はまた、昔ながらのヤツ想像してたから、指挿れ(以下自粛w

2017/02/18 (Sat) 23:42 | まりユノ #- | URL | 編集 | 返信

No title

お誕生日めでたい! けど、職場でもちゃらもちゃらマズイでしょう。いや、余計に燃えるかな? ❤︎

2017/02/19 (Sun) 00:52 | さちこ #- | URL | 編集 | 返信

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2017/02/19 (Sun) 01:37 | # | | 編集 | 返信

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2017/02/19 (Sun) 04:41 | # | | 編集 | 返信

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2017/02/19 (Sun) 05:41 | # | | 編集 | 返信

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2017/02/19 (Sun) 14:47 | # | | 編集 | 返信

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2017/02/19 (Sun) 22:44 | # | | 編集 | 返信

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