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好き、嫌い…好き。~社員旅行で迫られて。~ #13

翌日。

























俺達は退院の手続きを終わらせて病院を後にした。


松葉杖には直ぐ慣れてチャンミンと歩くのに苦労はなかった。


俺達は帰る為に駅に居たんだけど椅子に座って電車を待っているとざわつく駅内に俺達は反応した。


「なんだ?」
「……まさか。」
「え?」


チャンミンは立ち上がった。


「課長はここで待ってて。」
「え?何?」


不安な俺を振り返りもせずチャンミンは走って俺の側を離れて行ってしまった。
なんなんだろう。
俺はざわつく方を見た。
線路の一本向こうの乗り場には人だかりが出来ていた。
そこに居るのはもしかしてさっしー?そして走ってきたチャンミン。


「あ。あいつ…又………。」


昨日はもう俺だけにするみたいな事言っていたのに又アイドルに釣られて…っ。
あの野郎。


しかもチャンミンの奴。さっしーと親しげに何かを話していた。


「…………。」


いつの間にあんなに親しくなったんだ?


俺は隠しきれない嫉妬でむっつりしていた。


さっしーはそのまま列車に乗り込み行ってしまうとチャンミンは戻って来た。


「御待たせしました。」
「…………。」
「?」


俺はチャンミンを睨むがチャンミンは知らない顔だ。


「どうしました?」


どうしたもこうしたもあるかっ。


「お前。俺の側を離れないんじゃなかったのかっ?」
「あ……すみません。決してそういうつもりだった訳じゃないんですっ。」
「なんだって言うんだよ。」


俺の問い詰めにチャンミンは困った顔をした。


分かってる。
単なる俺の嫉妬だ。
それでも気に入らないんだからしょうがないだろ。


「いや……実は……。」


チャンミンがそう言って話しし始めた。


さっしーが俺が怪しい男達に連れて行かれた事を教えてくれたと言う事。
あいつらを探す警察にあいつらの居場所を教えたと言う事。
それでチャンミンはどうしてもさっしーにお礼を言いたかったんだと言う事。


俺はそれを聞いて自分の嫉妬に余計恥かしさを覚えた。


「なんですか?」
「……いや。別に。」
「まだ怒ってますか?」
「いや。怒ってない。」


怒ってはいないけど。
何がこんなに俺を不安にさせるんだろう。って。
チャンミンは一緒に住もうってまで言ってくれてるのに。
まだ何が足りないって言うんだ。
俺は思ってるよりうんと心が不安になってるのかな。


「何ですか?それとも………。」
「………何?」


チャンミンは俺を不安そうに眺めた。
そんなチャンミンを見て俺はあぁ。チャンミンもまだ気にしてるよなって。確信する。


ピリリリリリリ~…と大きな音がなって列車が入ってくるアナウンスが流れる。


チャンミンは立って荷物を持った。


「行きますよ。課長。」
「又課長って呼ぶのか?課長は仕事の時だけにしろ。」
「癖ですよ。癖。」


大きな音を立てて列車が目の前に入って来る。


「チャンミン……。」
「え?」
「…………。」
「え?聞こえませんっ。」


列車の入って来る音が大きすぎてチャンミンにうまく聞こえないのか、チャンミンは近寄って俺に耳を寄せる。


俺はチャンミンの耳に口を近付けて言った。















「帰ったらすぐセックスしよう。」
















チャンミンは動きを止めて暫くの沈黙があった。


その間に列車は俺達の前に止まって又何やらアナウンスが流れてる。


「はぁ?!何言ってるんですかっ!!!」


やっと理解したのかチャンミンがビックリした声を上げる。
俺はそんなチャンミンにしれっと聞いた。


「何?嫌か?」
「そうじゃなくてっ!!何考えてるですかっ!!」
「ん……色々。」
「色々ってっ!!」
「とにかく乗ったほうが良くないか?」


俺は松葉杖をついて立ち上がった。
チャンミンも我に帰ったように荷物を抱えて列車に乗り込む俺をサポートしてくれた。


席について荷物を片付け2人でやっと座席に落ち着く。


落ち着いて早々チャンミンはさっきの話の続きをしてくる。


「色々ってなんですかっ。」
「色々は色々。」
「あんた足折れてるんですよ?!」
「こんなのガチガチに固めてあんだから大丈夫だろ?」


俺はそう言ってガンガンと壁に足をぶつけて見せた。


「いや……そういう問題じゃなくて……。」
「だから嫌なのか?するの。」
「そうじゃなくて!!!だってあんた……っ!」


チャンミンは言い難そうに俺から目線を反らした。


「あんな事があったばかりなのに………。嫌だとか………怖いとか………思わないんですか。」


チャンミンは俺がレイプに遭ったからそんな事を心配するだろう。
多分さっきも俺がその事を思い出して不安になってたのかと思ったんだろう。


「もう忘れたって言うんですか。」


忘れちゃいない。
あんな事永久に忘れることは出来ない。
多分


俺も。
お前も。


でも。




でも。





「忘れてはいないけど……。」





けど。

















「思い出すなら気持ちいい事思い出したいだろ?」


















最後はチャンミンと。
チャンミンの愛に包まれて。
終われたらいい。


そしたらきっといい思い出になる。


違うか?チャンミン。


「あ………あんた……って人は結局それ?」
「あぁ。それだ。」


呆れた顔のチャンミン。


「まぁ……いいでしょう。そういう事ならたっぷり気持ちいい事しましょう。」
「いいね。」
「もう。気持ちよくてあんあん言ってもっともっとってあなたが言う程ね。」
「////そっ、そう言う事は口にして言うなっ。」
「もう全部ひっくり返ってそれが頭から離れないくらい気持ちよくさせますよ。」


俺は自信たっぷりなチャンミンが可笑しくて笑った。
出来るかな?


でも




「頼むよ。」




そう言うとチャンミンも可笑しそうに笑った。















きっと2人でなら克服できる。






















なぁ。そうだろ?チャンミン。








































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COMMENT

なるほど

チカ*しゃん♡

イヤな記憶を、イイ記憶で塗り替えるってことだねφ(゚Д゚ )フムフム…

チャンミンさんがんばれ!( ^ิ艸^ิ゚)

2017/03/12 (Sun) 10:21 | まりユノ #- | URL | 編集 | 返信

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2017/03/12 (Sun) 22:59 | # | | 編集 | 返信

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2017/03/13 (Mon) 00:52 | # | | 編集 | 返信

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