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15…chandelier(ドルチェヴィータ ひろみーな様)  

「あなたがいない時間をどう過ごせと?」

頬を伝う涙が熱い。

「泣くな。」

柔らかなラインの身体とは不似合いな、繊細な指が、僕の頬を撫でる。

「俺はここに戻ってくる。だから、待ってろ。」

僕の涙を拭いながら、ゆっくりと僕の涙を唇を食むようにキスをした。


僕は、離れていくあの人に食いつくようにキスをして、押し倒し、脚も手も、舌も、絡み付けるところは全て絡ませて、隙間がないくらいにお互いにしがみつく。


「床の上はやだよ。」

頬を上気させて、潤んだ目で言うから、僕は、引っ張り起こしてベッドに連れていく。

一瞬背中を向けたあの人を、後ろから抱きしめると、吐息がこぼれた。

耳から首筋にかけて舌を這わせていけば、吐息は甘さを増す。

ベルトに手をかけるころには、もうそれは堅くなっていて、ズボンの中で生きているかのようにうねった。

それに手を当てると、訴えるような目で僕を見るから、リップ音を立てるようにキスを繰り返したら、自分で服を脱いで、ベルトを外し始めた。


「それは、僕がやるから。」

「じゃあ早くしろよっ」


潤んだ目で唇を噛み締めて、僕を睨み付ける。

僕が服を脱ぎ捨てるのを見ている目は、期待に輝いている。



ベルトを外して、一気におろすと飛び出してきたそれ。

自分のと擦り合わせるようにしながら抱き寄せて、キスをしながらベッドの上に誘導した。

顔を見られるのが恥ずかしいと言いながらも、後ろから挿れられのは嫌がるところが僕の何かを刺激する。

前を触りながらうしろを解しているときも、歓喜に震えながら顔を隠している。

どんなに顔を隠しても、喘ぐ声を堪えても、ビクビクと跳ねながら蜜をこぼすそれが全てを表しているんだ。

そして、僕のそれが入る瞬間に洩れる声がストッパーを外す。




僕は、一晩中、あの人を揺さぶった。

いつもなら、もうやめてくれと離れようとするのに、あの人は全て受け入れて揺さぶられていた。

このまま二人の身体が溶けて一つになってしまえばいいのに。

そしたら、僕たちは永遠に一緒にいられるのに。

僕はそんなことを想いながら、あの人を抱いた。



「愛してる」


お互いの口から一度も出たことがない言葉。

こんな言葉に頼らなくても、僕たちは大丈夫だと思っていたけど、今は違う。

行く前に言ってくれないかと密かに思ったんだ。

でも、あの人は眠っている僕を起こしもせずに行ってしまった。




季節はめぐる。

家の中には、そこここにあの人の痕跡があって、初めの頃は、その痕跡を想う度に涙を流していた僕も、ついに涙が渇れたのか、二度目の春を迎える頃には泣かなくなっていた。







『4.20』

それだけ書かれたポストカードが届いた。


日付?




丸い筆跡。




ポタポタとポストカードに落ちる滴。



人の気配がして、自分が郵便受けの前に立ったままと気がついた。

涙を拭いながら、階段を駆け上がり、部屋に向かうと、僕の部屋の前に人影。


腕を組んでドアに寄りかかる姿は変わらない。

「おまえ、また泣いてんの?」


駆け出す僕。


身体の向きを変えたあの人に、思いきり抱きついた。

「ただいま、チャンミン。」

「おかえりなさい、ユノヒョン。」










おわり。
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