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6…遣らずの雨 (なまらMEN恋 サスム様&ホランイ様)

雨の日があって、晴れの日がある。


ある日の午後、ユノは窓ガラスにペタリと張り付いて、灰色の空を眺めていた。


「雨、止まないなぁ」


つまらなそうに呟いて、子供みたいに目を丸くして。
さも恨めしそうに眺めるユノを、雨粒がガラスをパタパタ叩いて笑っている。


「コーヒーでも飲みますか?それともココア?」


僕は膝の上の雑誌を閉じ、組んでいた足をストンと落とす。
立ち上がりざまに問うと、ユノは「うーん」と唇を尖らせた。


「ココアかなぁ。でも太るしなぁ」


そんな貴方を見て思う。
ユノは太ってないし、太ったっていい。
でも貴方が気になるのなら、不安のタネを植えたくはない。


「じゃあ、紅茶にしようか?甘くないやつ」


ポケットに手を突っ込んで、さっきとはまた違う角度から貴方を見ると、形のいい小さなつむじが見えた。


「うん。でもアイス食べたい」

「何のアイス?」

「あの美味しいやつ。バニラ味の」

「ああ〜、アレまだあるかなぁ?」


背の高いユノのつむじをマジマジと見る事は、普段あまりないなぁ、なんて思いつつ冷蔵庫へ向かうと、運良く一つ残っていた。


「あ、あった。最後の一個」

「あったの?えー、でも太っちゃうなぁ」


今更それ言う?と悪態をつきながら、僕の顔は自然と綻んでいた。


「半分こしよう」


銀のスプーンを持って悪戯っぽく笑うユノに、つい目が泳いでしまった。










二人並んでソファに座り、アイスクリームを食べて
ニヤニヤ。
アイスクリームには正直興味がないけれど、ユノが嬉しそうに笑うから、好物だと言ってもいい。

細めた瞳が猫みたい、、、

どさくさに紛れてキスすると、残りのデッカい塊を突っ込まれ、思わず身体がぶるっと震えた。
口が凍りそうに冷たくて、思わずぎゅっと目を瞑ると、唇が柔らかに押し潰され、胸が高鳴り始める。
ごろんと転がった僕の目に映るのは、真っ白な天井とユノだけ。
それは、まるで真っ白な世界に閉じ込めたみたいで心ときめき、また、注がれる熱視線に、昂ぶらされもしていた。









シトシト、シトシト雨の音。
高い湿度が、更に僕らを湿らせる。


「あっ、、う、、、んん、、、」


アイスクリームのように、ユノはあっという間にグズグズに溶けた。
下から強めに揺すってやると、男にしては少し豊満な胸が揺れて僕を誘う。
さらに上下に揺すってやると、頰がパッと赤く染まって綺麗だった。


「あ、あっ、、そんなの嫌だ、、」


恥ずかしそうなのが可愛くて、元来天邪鬼な僕は、もっと意地悪をしたくなった。
起き上がって、そのひどく魅惑的な胸の尖りを口に含むと、ユノは僕の頭を抱え、太腿で腸腰筋を締め付けた。
視界も、味も、感触も、匂いも、その全部がユノに埋め尽くされて震える。
舐めて、食んで、吸って、揺すって、押し込んで。
与えた行為が反射みたいに跳ね返り、僕の心を揺さぶり続ける。
時の流れすらも、なにやら果てしなく感じていた。
ただの願望だと言われれば、それまでなのだが。


「チャンミナ、もっと、、、」


それでも僕はやっぱり徐々に追い込まれていった。
執拗にねぶり、自らマグマを煮えたぎらせて、行き着く先はいつも通りの困惑で、限界へと込み上げる快感に、イきたい、でもイきたくないと、僕はグツグツと駄々を捏ねる。


「んん、、、もっとっ、、、」


でも、そんな僕をユノは許さない。
甘えた声で耳を刺激し、鍛え上げた大臀筋で僕を容赦なく締め付ける。
僕は必死の形相で突き上げ、擦り付け、、、


「あっ、あっ、あっ、、もうイクっ、、!」


ユノは激しく腰を揺らし、エロスを奔放に撒き散らした。
艶めかしい声とひどく動物的なその動きに昂った僕は、つい苛立ちの様な声を上げた。
いや、実際苛立っていたのかもしれない。
前に倒れこみ、貴方をソファへ押し付けて、荒い呼吸で見下ろし思う。


赤く潤んだユノの瞳。
その赤は僕だ。
そして真っ赤に燃えた僕は言う。


『行かせない。どこにも、、、』


真っ赤に燃え盛る僕には一ミリの余裕すらない。
だがあえて鈍く舌舐めずり、期待に喉を鳴らすユノを焦らした。
深く息を吸い、易々と僕を飲み込む器官に視線を落とすと、待ちきれないとばかりに締め付け誘うのだから罪深い。


嫉妬、はたまた独占欲?
ついに火だるまと化した僕は、鋭利な剣先で何度でもユノを串刺した。
煮え滾る耳に届く嬌声が、まるで快感のシャワーの如く僕を濡らした。















「雨、止まないなぁ」


トランクスにシャツ一枚。
ユノはぺたりとガラス窓に寄り添って、灰色の空を見上げていた。
そんな貴方を見つめる僕は、極々自然にこう思うのだ。


雨は嫌いだ。
その音も匂いも重々しさも。
でも降り続くといい。
貴方をどこにも遣らずに居れるのならば。
永遠に、ずっと、、、


「明日はきっと晴れますよ」


そんな空っぽな声に振り向いた貴方の笑顔は、まるで太陽のように眩しくて、不意に視線をそらしたあの日の事は、忘れられない僕の記憶だ。
















そんな僕でも、たまには殊勝になることもある。
季節外れの大雪が触れば、きっと僕のせいだろう。
今、一人薄曇りの空を見上げ思うのだ。
きっと晴れる。
貴方が帰るその日の空は、何より眩しいユノの笑顔で。










ユノ、おかえりなさい。













fin
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2017/04/14 (Fri) 00:28 | # | | 編集 | 返信

窓に貼りつくユノ。
目に浮かぶねぇ、、、

2017/04/14 (Fri) 08:12 | 723621mam #- | URL | 編集 | 返信

mom様

ですよねー。
可愛くてたまらん〜〜♡

2017/04/16 (Sun) 06:09 | #- | URL | 編集 | 返信

chi ☆様

わー!chi ☆様お久しぶりです!
コメありがとうございますm(_ _)m

あの窓辺でほっぺぷっくりユノ、可愛いですよね♡
私も大好物です♡
chi ☆様に喜んでいただけて良かった。
ありがとうございました。

2017/04/16 (Sun) 06:14 | #- | URL | 編集 | 返信

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