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アロマリッチ。#2

「出てけっ!!!」





















チャンミンが怒った。


チャンミンは良い匂いだって褒めてるのに。
ちょっとズボンを下げて中の匂いを嗅ぎたかっただけなのに。
それがどうもチャンミンの逆鱗に触れたみたい。
俺は今玄関から押し出されようとしてた。


「待って!本当に良い匂いで!ここにいたいんだっ。」
「僕は変態とは一緒に居たくありませんよっ!」
「わかった!もうしないからっ!」
「匂い嗅がないかっ!!」
「嗅がないからっ。ここに居させて!他だと頭が痛くなるんだっ。ここじゃないとダメみたいなんだっ。」
「…………。」


チャンミンが少し考えてくれてる。


顔は目茶苦茶怖いけど……。


「……頭が痛くなる程って。くしゃみはするし。本当一度医者に行ったらどうですかっ。」
「う……ん。」


俺自身もなんでこんなに匂いがダメになったか分からない。


それは兵役に就いてすぐ症状が出た。
最初は花粉かと思った。
くしゃみが出たから。


医者にも行ったけど花粉症と同じ症状だと言われアレルギーで片付けられた。


それ以来薬を飲んではいるけど全く効果はない。
それでも気休め程度に飲んでいる。
とにかく匂いがきついと頭痛がしてくるのでいつも頓服をもらって飲んでた。


軍では共同生活だったからとにかくきつくて。
他人の匂い。
空間の匂い。
食べ物の匂い。
全てが俺にとっては嫌な匂いだった。


基本何にでも匂いってあって、全く気にならなかったそれが急に気になり出した。


いい匂いだなんて思うものはなかった。


それがだ。


チャンミンの家はすごく良い匂いなんだって今日改めて思った。
洗濯物の匂いや食べ物の匂い。邪魔になるものはあった。
それでもいい匂いだと思ったのはチャンミン自身からする匂いだったんだ。
ここに居れば頭痛もなかったし、本当に爽やかだった。


それで最近良く出入りしてたんだと自分でも気が付かなかった。。
昔は一緒に住んだりしてたけどまぁ付かず離れず居たのが兵役に入ってから俺はチャンミンに執着してた。
チャンミンと出会ってから一番一緒に居たんじゃないかと思うくらいに。
俺はチャンミンと居たいと思った。


兵役に就いて不安や寂しさからかチャンミンに執着していたのかと思っていたけど…。
俺はチャンミンと居ると心地いいんだ。


ずっと嗅いでいたい。


それはもうアロマの様に俺を癒した。

























俺は毎日の様にチャンミンの家に通った。







その日も俺はチャンミンの家で寛いでた。


「あんた。何か勘違いしてませんか?ここは僕の家であってあなたの家じゃありませんよ????」
「わかってるよ。」
「ならいいですが。」


そういいながらもチャンミンはあくせく通う俺に食事を与え洗濯物までしてくれた。


「洗濯機まわしますからサッサとシャワー浴びたらどうですか?」
「うん。チャンミンは?」
「僕は食事を作ってからにします。」
「そうか。」


俺はお言葉に甘えて先に風呂を借りる事にする。


洗面所で服を脱いで行く。
チャンミンは色々こだわりがあって、脱いだものはちゃんと洗濯用のバスケットに入れておかないとそりゃもう怒る。
怖い顔でぷんぷん怒るから俺は脱いだものをバスケットにいれて行く。


ふと目に止まったのは洗濯用の洗剤。


あれ?
前からこんな洗剤だったかな?


それは重曹と書かれていた。


「重曹?」


重曹って。


もしかしてあれか?
万能洗剤みたいな。


汚れ、臭いに効くって……。


臭い?


チャンミンの奴、まさか???
俺の為に洗剤変えた???


そういえば邪魔だった良い匂いに紛れてしてくる生活臭が減った様な気がする。


もしかして掃除にもコレ使ってるか?


風呂場の臭いも減ったよな。
唯でさえ良い匂いのチャンミンの家は益々良い匂いしかしてこなかった。


チャンミンの匂いだ。


こないだチャンミンの匂いを嗅いだ時にしてきたチャンミンから香る匂い。


とてもとてもいい匂い。


こういうことが出来るのってチャンミンだよな。
俺の為とか、嬉しすぎるだろう。


「な~。チャンミン~俺もうここに住みたい。」
「なっ。やめて下さいよ。」
「なんで?前は一緒に住んでただろ?」
「だからって無理です。もうこんなに一人に慣れてしまったのに。」
「俺と居るのは苦痛?」
「そうは言ってません。そんな事は今更でしょう?」
「俺はチャンミンが好きだ。」
「は?」
「ずっと一緒に居たい。」
「あんた頭おかしくなりましたか?」
「本当だよ。」


本当に本当。
俺はチャンミンが好だなって思う。


だって良い奴過ぎるだろ?


俺の為に洗剤にまで気を使って。
そう言えば、
食事を作った後の匂いもなくなった。


チャンミンは必ず俺を先に風呂に入れてその間に食事を作る。
そして食事を作ってから風呂に入った。


それって食事を作ってる間の匂いから俺を遠ざける為?


そして食事を作って自分に付いた匂いを消す為?


唯でさえ快適だったチャンミンの家は益々快適になってる。


全部俺の為だ。


言いぐさは冷たいけど。
チャンミンはそういう奴だ。


「まぁ今まで通りでいいじゃないですか。どうせ毎日来るんでしょ?泊まるんでしょ?それは好きにしたらいいから。」
「チャンミン………。」


それはいつでも来ていいって事?
ずっと居ても良いって事?
それってもう一緒に住んでるのと変わらないって事だよ?


「そのかわりここは僕の家なんで僕の家のルールに従ってもらいます。」
「うん。いいよ。」


ってそんなの一緒に住んでた時からそうじゃん。


「ありがとう。」
「何がですか?」
「いや。色々。」
「色々?」
「そう。俺の為に。」
「あなたの為に?」
「うん。だろ?」


チャンミンの顔が一瞬で赤くなる。


「違いますしっ。」
「だって洗剤。」
「あ!////あれはもらったので!!使ってみてるだけでっ////。」
「ふーん。」
「別にあなたの為じゃありませんし////。」


耳まで真っ赤だ。
面白い。


「まぁ。なんでもいいや。ありがとう。」
「だから別にっお礼を言われる様な事は何もっ////。」


俺は警戒もなく思いっきりすぅっと鼻から息を吸う。


チャンミンのいい匂いが何の匂いにも邪魔されず俺の中に吸い込まれる。


好きだなぁ。本当。








この匂い。














その時はまだ俺が好きなのはこの匂いだと疑わなかったな。




























-----
こんばんは。
なんだかこうまだ盛り上がりに欠けますが。
これからじわじわかな????

って短編じゃなかったのかっ。(笑)
さっさと盛り上げろww





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2017/06/04 (Sun) 00:19 | # | | 編集 | 返信

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2017/06/04 (Sun) 05:13 | # | | 編集 | 返信

いいよ〜

チカ*しゃん♡

ずっと続けてくれて〜( ´艸`)

でももう、気持ちに気づきそうだけど。

2017/06/04 (Sun) 11:06 | まりユノ #- | URL | 編集 | 返信

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