See more details
Title List

同じ月を見て。#7

翌朝起きて気が付いた。


































僕はユンホさんの横で眠ってしまったようだ。


床で変な体勢だったからか体がみしみしと痛んだ。


僕は起き上がってすぐユンホさんの額に触れる。
まだ少し熱はある様だか昨夜よりはかなり下がった様にも思えた。


僕が触れたからかユンホさんも薄っすらと目を開ける。


「チャンミン君………まさかずっと見ててくれたのか?」
「いえ。寝てましたよ。」
「でも……傍に居てくれたんだろ?」


僕は答えず微笑んで返した。


「ありがとう。おかげで良く眠れたよ。」
「そうですか。良かった。」
「………。」
「ユンホさん?」
「でも……恥ずかしいところを見せてしまって………。」


覚えてたんだ……。


熱で覚えてないかと思った。
そしたら知らない顔をしようと思ったのに。
正直な人だな。


「全然恥ずかしくありませんよ。むしろ嬉しかったです。ユンホさんの気持ちが知れて。」
「チャンミン君………。」
「これからは無理しないで下さい。仕事もそこそこに。」
「うん……。」
「僕が聞きますから。」
「チャンミン君……。」
「辛い事を一人で抱え込まないで下さい。」


僕はやっぱりユンホさんの頭を撫でるしかできない。


「ありがとう。」


ユンホさんは柔らかく笑った。


「まだ少し熱があるみたいですから寝てて下さい。おかゆでも作ります。」
「ありがとう。」


ユンホさんは布団から恥ずかしそうに目だけ出している。
その目は泣いて腫れぼったい。
本当かわいらしい人だなぁ。


素直で。
正直で。
真面目で。


頑張り屋。


リスみたいにご飯を食べて。


バツイチで年上で大人なのに泣き虫。


それから唇の上にホクロ。


僕は少しずつユンホさんの知ってる事が増えるのが嬉しかった。
























ユンホさんは体を起こして僕の作ったおかゆを食べた。


「美味しいっ!」
「無理しなくていいって言ったでしょ?」
「………ごめん。」


まだ熱もあるのに食欲なんてあるはずがない。
おかゆなって素っ気無いものだし美味しい訳がなかった。


それでもユンホさんは笑顔で僕に美味しいって言うんだ。


「でも、チャンミン君の料理が美味しいのは本当だよ?ハンバーグも昨日の料理も本当に美味しかった。」
「ありがとうございます。」
「こちらこそありがとう。」


ユンホさんはぽちぽちと食べて全部食べた。
少しでも食べて元気を出してもらいたい。


「病院どうしますか?」
「うん。昨日よりずっといいし大丈夫だよ。」
「そうですか?まぁ明日まだ一日休みですし…寝てれば大丈夫かなぁ…。」


少し心配だけど。
とりあえず様子を見る事にした。


最悪救急もあるしな…。


僕は前もって救急病院をスマホで調べた。


「何を見てるの?」


ユンホさんは布団に横になりながら僕の様子を見てたらしい。
くりくりと目を見開いて気にしてきた。
気にしてくれるなんて嬉しい。


「一応病院を検索してるんです。いつでも行ける様に。」
「……へぇ。」
「日曜でも診てくれるとこはあるみたいです。」
「………チャンミン君って本当しっかりしてるね。」
「そうですか?」
「俺なんて本当情けないよ。年下の君の前で泣いちゃうし……。」
「昨日は熱があったからですよ。熱があると不安になったりするでしょ?まだ熱もあるしそんな風に思うんですよ。」
「そうかなぁ。」
「ユンホさんは頑張り過ぎです!」


一人で離婚なんて大変な事を乗り越えて子供と離れてそれでも笑って仕事して。
辛かっただろうなぁ。


「チャンミン君は俺のことまだ良く知らないだろ?」
「だいたい分かってきました。」
「嘘だぁ!」
「もう完璧です。」
「えぇっ?!」


僕が声を上げて笑うとユンホさんは困った顔した。


「俺ってそんなに単純??」
「って言うか僕が賢いんだと思います。」
「え?」


僕は又声を上げて笑った。


「もう……。」


ユンホさんも呆れて笑った。


「だから僕の前ではもうあなたを作らないで下さい。無駄です。」
「チャンミン君………。君って本当賢いんだね。」
「はい。」


ユンホさんはぷって吹き出した。


「俺ね………初めてなんだ。」
「何がですか?」
「………人前で泣いたの。」
「嘘でしょ?」
「本当……。」


どんだけ頑張り屋なんだ。本当に。













「チャンミン君って不思議……。なんか俺が解けちゃうみたい……。」

















僕は無性に守りたい気持ちになった。





















この人を。
























全力で。






















































*ランキング*参加中。
↓ミンホミンホ!ポチっと押して応援宜しくお願い致しますm(_ _)m

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村
関連記事

COMMENT

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/06/27 (Tue) 01:12 | # | | 編集 | 返信

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

2017/06/27 (Tue) 15:45 | # | | 編集 | 返信

Re: g***a様。

かわいいユノ~~~~www
ハートが飛び交っちゃうww
本当にやってそうな会話になってますか?
そう感じてくれたら嬉しいです!!
もうどんどん解けちゃって~ユノ♪

コメントありがとうございます!!!

2017/06/29 (Thu) 00:24 | チカ* #- | URL | 編集 | 返信

Re: さ*こ様。

あま~~~~い(笑)
ですか?嬉しいです♪
そう感じてもらえたらグッジョブです私(笑)
エロエンジン点火はもうちっとさきそうです・・・・
もうちっとお付き合い頂けたらうれしいですm(__)m

コメントありがとうございました!!!

2017/06/29 (Thu) 00:30 | チカ* #- | URL | 編集 | 返信

POST COMMENT

(設定しておくと後でPC版から編集できます)
非公開コメント