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責任とってくださいよ。#2

1日目。
























「遅いです。遅いっ!」
「まだ一時間もたってないよチャンミン。」
「あんた呑気すぎでしょう!!」
「食料もないんですよっ?!飲み物もっ。こんな無人島で置き去りにされたらどうするんですかっ!!」
「されないってば。」


僕はいてもたってもいられない。


「やっぱり探しに行きましょう。」
「危険だよ。」
「でもじっとしてるよりいいじゃないですかっ。」
「落ち着けって。」
「落ち着いてられませんよぉっ!!!!!」
「怒ると腹へるよ。チャンミン。」


あぁ!!


どうしてこの人はこんなんだ。
僕には考えられない。信じられない。
こんな知らない国の知らない島の知らない場所でこんな人と死ぬのは嫌だぁぁぁぁ。


僕達は只ひたすら待った。
助けが来るのを。














でも夜になっても来なかったんだ……。

















「やばい。絶対死ぬんだ。僕達。」
「物騒な事言うなよ。」
「だって夜になったら変な生き物が出てくるかもしれないし、そしたら僕達は食べられちゃうかも知れない……。」
「チャンミンって想像力豊かだな。」


あんたが能天気なバカなだけでしょう。


「夜は寒いかなぁ…。」
「寒いに決まってます。」
「じゃあ火起こすか?」
「火?」


ユノは辺りの枝を拾ってきて持ってたタバコ用のライターで火をつける。


それは手際よく。
ユノらしからぬ。


暗くなった辺りに灯りのかわりになった。
煙も上がってもしかしたらこれを目印に探しに来てくれるかも知れない。
僕は少しだけユノの信用を取り戻した。


なんかレベルでも上がったようにゲーム機の音が僕の脳内に響いた。


「チャンミン寒くないか?」
「寒くないです。」
「腹は?」


僕は目で訴える。


「…減ったよな。」
「はい。めちゃめちゃ。」
「……あ。そういえば。」


ユノはゴソゴソとポケットを探って小さな飴玉を一つ取り出した。


「ほら。食え。」


ユノがたった一つの大切な食料を僕にくれる。


「でも……ユノだって。空いてるでしょ?」
「俺はいいよ。丁度ダイエットになっていい。」
「………。」


ユノのヒョンらしさにちょっと感動を覚えた。


僕は遠慮なくその飴玉を口に入れた。
甘い。
美味しい。


たかだか飴玉をこんなに美味しいと思った事はない。


でも人間の体って少し食べ物を口にすると余計腹が減る。
僕は飴玉一つがもっと欲しくなって余計グーグーとお腹が鳴り出した。


くそ。ユノめ。


いらない事をしてくれた。


又少しだけユノの信用が失われた。


又ゲーム機の音楽が脳内に響く。


グ~。


グ~。


グ~。





あぁマジで腹が減った。






















結局その日。
助けは来なかった。










































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