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責任とってくださいよ。#4

2日目夜。















「結局今日も探しに来てくれませんでしたね………。」
「そうだな。」


夕陽が沈んで海が黒に変わる。


ユノは昨日と同じように僕が集めた小枝に火をつけようとしていた。
手際良くついた火の側で僕達は座った。


「なんで。そんなに火をつけるのに慣れてるんですか?」


素朴な疑問だった。


「あ~。これは子供の時ボーイスカウトに入ってたから。そういう経験をしてきたってだけだよ。」
「へー。ふーん。」


ユノがボーイスカウトね。
らしいっちゃらしい。


朝釣った魚の残りを焼いて食べる。
保存も利かないので朝一回焼いて置いたのをさっと温めなおしただけだけど。


「まだ残ってたんだ?」
「はい。今夜の為に残しておきました。」
「流石チャンミンだな。」
「でも魚ばかりも飽きますね……。」
「うーん。山の方行けば何かあるかもな。明日行ってみる?」
「………危険です。」
「大丈夫だろ。」


いや。その「大丈夫」に騙されて今に至る訳ですよ。


「その自信はどこから来るんですか?」
「ん~?ここから。」


ってユノは自分の口を指差した。


「口?」
「そう。」
「出任せですかっ!」
「あはーはーはーはー。」


全くこの状況をどう思ってるのか。


「そのちっちゃい口からよくもまぁそんな大きな出任せが出るもんですねっ!!!」
「俺は嘘は付いてないよ。だって現になんとかなってるし。」


なんとかなってると言うのか……。


ユノの口……。


ユノの口から出た言葉に嘘なんか今まで一度もなかったけど…。
だから今の僕達はある訳で……。
ユノの背中に着いて来て後悔なんてなかった。


僕は魚の骨を取って取れた身をユノのその口に運ぶ。
もちろん箸も皿もない。
手掴みだ。


ユノはなんの躊躇いもなく僕の手から魚の身を食べた。


「美味しいですか?」
「美味しい。」
「そうですか。」


触れたユノの唇と舌。
温かくて柔らかだった。


で。また素朴な質問は僕の口をついた。


「ユノは……。」
「ん?」
「初めてキスしたのはいつですか?」
「……質問の内容が急に変わったな。」
「初めてのセックスは?」


なんか暇だから質問するくらいしかなかった。


「誰だったんですか?相手。」
「それ答えてどうなるの?」
「ユノとそういう話ってした事なかったですよね?より親密度を上げる為です。」
「それで新密度が上がるのか?」
「上がります。多分。」


だって謎なんだ。
ユノはポヤンとしてるけど意外にタラシだし。
ロマンチストでもある。
絶対女にもてそう。
当たってない噂は立つけれど。実際の女性関係は僕は全く聞いたことがないんだ。
どうしてるんだろう。
普段の始末は。


「じゃあチャンミンから言って。」
「僕?!」
「そうだよ。言いだしっぺなんだから。」


そう言われると。なんてバカな質問なんだろうと思える。
話したくない事だ。
でもユノの事は聞きたかった。


だから話した。


「へ~。ふ~ん。そうなんだ。」
「……なんですか。/////。」


話してみるとこれが意外に照れくさい。


「いや意外。」
「なにが意外なんですか。」
「だってチャンミンって…女慣れしてないって言うか…絶対経験は遅かったんだと思った。それも経験の頻度も少なくてさ…。初心だと思ってたよ。」
「失礼だなっ。これでもテクニシャンなんです僕。」
「wwwそうなの?」
「笑うとこですかっ!」
「え~だって~。」


なんなのっなんなのっ。


「じゃあ試してみてよ。」


は?


「そのテクニック。見せて。」


へ?


どうやって?


「ほら。」


え?


あ?


わ?



わ?




わ?





わーーーーーーーっ。












僕はユノに首を掴まれて引き寄せられるとユノの顔がグイっと近付いてユノの唇が僕の唇に触れてた。












なんで?
なんで?












なんでこうなった~~~~~~~?!?!?!













無人島って怖いんだけどっ!!!!





















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