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【ゆのみん企画】ひと夏の夜の夢 #1

「チャンミン!」
「はぁ。」








珍しくユノに誘われた。
韓国で一番大きなクラブ。
日本でSweatの撮影をしていて韓国にもクラブがあるって話しをしていた。
僕は若いときから芸能界にはいっていた事。
もどもど出たがりじゃない事。
色々重なっていったことがないって言ったらユノが連れて行ってやるよとヒョン振りを発揮。
ユノとは若いときはそれこそ二人で出かける事はあったけれど最近はめっきりなくなっていたから
少し緊張する。



興味なさ気に返事をして答えた。

「待った?」
「いいえ。」
「じゃあ行こうか。」
「はい。」



指差しして移動するユノはあぁ。あれだ。
SweatのPVそのまんま。
普段も変わりないユノに少し安心する。



「何気に僕達目立ちますよ。」
「だ~いじょ~ぶだ~いじょ~ぶ。」



全く大丈夫な気のしない出だしだった。
この人。自分がどんだけオーラ出してっか知らないんだろうか。
まぁ人ごみにまぎれてしまえば大丈夫か?



その通り。
クラブ内は大きな音楽とそれに乗る人達。
顔見知りらしいクラブ仲間同士がグループで盛り上がっていたりして、僕一人だったら気後れしそうな雰囲気だったがユノは構わず進んでいく。
普段ぽやんとしてるときも合うかと思えばこういうぐいぐい引っ張られるときもある。
ユノは僕にとってやっぱりヒョンだった。





ユノはとりあえずホールの一人でひっそり音楽を聞き入っている人の近くに陣地を取った。





「ユノは良く来るんですか?」
「ううん。初めて。」
「はぁ?!」
「だから来たかったんだ。チャンミンも行きたそうだったし丁度いいと思ってね。」
「いやいやいや。マジですか。僕はかなりユノを頼りにして来たんですけど……。」
「頼りにしちゃって♡」
「いや~……。」



道理で全然全く頼りない気がした訳だ。
流石僕。カンがいい。
なんてコレで全くユノが当てにならないと分かった今僕は途方に暮れていた。
ま~とりあえずこんなの肩を動かし、頭を上下うなずくようなソフトな感じで音楽に乗ってしまえば浮いてる気もしない。
なんてことない。
音楽と踊りには自信がある。
音楽に聞き入って自分の世界に入ってしまえばいいのだ。





「チャンミンビール?」
「はい。」



ユノはアルコールを頼んで貰って来てくれる。
あの怖気づかない行動力はどこから来るのか。
多分何も考えてないからだ。
僕だったら僕ってばれたらどうしようとか。考える。



珍しくユノもアルコールを頼んだようだ。





あ。





ユノ?





ちょ。



ユノはこっちに向かって来る途中女性二人に声をかけられる。
ホラ見ろ。



バレタ。



ユノは女性達に話かけられひょいひょい答えている。
最後にはユノスマイル。
おいおい。
安売りしすぎ。
そしてこっちを指差してぺらぺらと喋って。
おいおい。おいおい。
彼女達がコチラを見た。
おいおい。おいおい。おいおい。





そして、なんとその子達を連れてこっちへ来たんだ。




うへっ?!マジかっ!!





あの天然ドたらし野郎!!!!!





そんなの連れてきてどうすんだっ?!






ひぃぃぃぃぃ。













つづく。

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【ゆのみん企画】第69回「Sweat/Answer」

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