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【ゆのみん企画】ひと夏の夜の夢 #2

「チャンミンッ。」



チャンミンッじゃねーですよッ。
ユノを冷たい目で睨んで見たら女性たちがびっくりしたみたいで、君たちが悪いんじゃないですとにっこり微笑みかける。


「一緒に飲もうって。」
「あぁ。どうぞどうぞ。」


て冷静に対応。
この二人僕達が東方神起って気が付いてない様だ。
まぁ。たまにそういう人がいても仕方がない。
ノーメイクだしね。
こうしてみればユノも普通のお兄さん。
っていうかオーラ消した?
自由になんのか?そんなもん。


「大丈夫なんですか?」


僕はこっそりユノに問いかける。


「だ~いじょう~ぶ。だろ?」


又いい加減だ。
やっぱり頼りになりそうにない。
でも女性達にはぽんぽんぽんぽん話しかけて相変わらずの天然ドたらしぶりだった。
平気で臭い台詞を吐いていく。
僕は笑顔を振りまいて相槌を打つだけで何故かウケた。


「チャンミンはどっちがいい?」
「なぁ?!そ……っそれはどう言う意味ですかッ。」
「これってチャンスじゃね?」


何がだ。このバカ。
あぁすみません。ヒョンに向かって。
でもやっぱりバカだ。


「それはまずいでしょッ!!!」
「たまにはありじゃん?」
「駄目ですッ。もしバレたら。」
「バレてないもん。」


確かにバレてない。
この東方神起を知らないなんて信じられないと言いたい所だけど。
コレは久し振りに女性といい雰囲気になるチャンス?
僕達はこそこそと話をしながら。
ユノが右で。
僕が左に決まる。


最悪だと思いながらも抑え切れない衝動。


僕も男だって訳。


「移動しようかー?」なんて話をした時だった。
ちょっとイカしたガッチリ系の男が寄ってくる。
ユノより頭のいい僕はユノよりは早く危機を察知したかもしれなかった。


「人の女に何してんだお前ら。」


そう言われてもキョトンとしてたのはユノだけ。
僕はやられた~と思って身を引く準備。
この子達男がいたんだ。
なんて子達だ。と思う。


「この子達僕達と飲むんだって。」
「はぁ?!」


ですよね~……。
そりゃ「はぁ?」だ。


ユノッ!何言ってますかっ。
僕は思わずユノの背中を掴んで引っ張る。
逃げるべき。
相手は僕達に負けない体格の上に柄が悪い。
騒ぎを起こすのは良くありませんよっ。


って思ってる前で胸ぐらを掴まれた瞬間ユノは相手を背負い投げして一発KO勝ち。
一瞬周りが騒然となる。


かっこい~………


じゃね~です!!!!
周りがザワついて「あれユノじゃない?後ろにいるのはチャンミン?!」なんて声が聞こえだしてやべ~って思う。


「チャンミナ逃げるぞッ!」


いきなり腕を掴まれて走り出したユノ。
僕は余りに突然の事によろけながらなんとか体勢を立て直して店内から逃げ出す。
途中「きゃー。」って悲鳴にも似た叫びが上がる中ユノはすいすいと人を掻き分けて走っていく。
その背中を見ながら僕は一緒になって走った。


本当に。



なんて人だ。と思う。














つづく。

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【ゆのみん企画】第69回「Sweat/Answer」

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