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そして僕達はオレンジ色の恋をする。~チャンミンの言い分~#9

ミンホ小説です。
ユノが受けです。

ようこそ。をご覧になり閲覧には十分ご注意ください。

お話は「続きを読む。」からです。

タイトル別お話の入口はもくじ。から。
よろしければご利用下さい。










車に乗り込んでキーを差し込みはしたものの
運転をする気にはなれなかった。
結局差し込んだだけで回す事はなくエンジンはかけないままそこに留まった。


ハンドルに顔を突っ伏して。
当然ユノの事が頭から離れない。




距離を置いたほうがいい。




それは簡単に口にした割に自分に重たく伸し掛る。
その方がいいっては単純に思う。
大事になり過ぎて構ってばかりで、心配し過ぎて口を挟まなきゃいれなくなる。
望まれてもいないなら止めたほうがいい。


ユノは永遠に僕を必要とはしない。そんな気がした。


自分の思いを少し冷まさないと。
気が狂いそうだ。



「はぁ。」



コツンコツンと。ハンドルを両手で握り締めて頭を打ち付ける。



戻ろう。



こんな形で距離を取ったって何も始まらない。
何一つ解決も納得も出来ない。
僕は車から降りて
重い足をなんとかユノのいる家へと向かわせる。









「チャンミン!」
「……ユノ…あの…。」


僕が玄関に入った瞬間ユノが奥の部屋から出てきて僕の所まで来てくれた。
ユノの顔がなんとなく浮腫んで見えたのは気のせいか。
でも目が赤いのは間違いなかった。



僕がそれっきり黙ってしまうとユノは裸足のまま玄関に立ったままの僕の前まで来る。


あなた。裸足で…。


そういつもの通り小言を言えば良かった。
そしたらユノの事だから普通にブーたれて普通の僕達に戻れたかも知れない。
でも、その時僕はユノが靴を引っかけるだけももどかしいくらい真っ直ぐ僕の前まで来た事に。
僕の前に立って伏せた目が涙で濡れているんじゃいないかって事に。
気を取られてそれどころじゃなかった。


「……。」


ユノの伏せた睫毛の下を確認しようと顔を覗けばユノは更に顔を伏せてしまったから
もうそれ以上は止めたんだ。
確認するまでもなかった。
ユノの頭の天辺が見える程伏せた顔を僕は片手で自分の肩に引き寄せた。
ユノはそのまま身体を預けて来たから僕はギュって抱き締めて心の底から安心した。



くやしいけど
本当に。






結局は好きだと思った。













いくら僕がユノのことが好きで
構いすぎて困らせていたとしても
心配しすぎて嫌がられていたとしても
それだけはどうしようもない。







「チャンミンのあほ。」



「…あぁ?








なんか、聞き捨てならないですねぇ…。」




「あほ…っ!」




「…あぁ。あほですか?
僕はあほですか?
じゃああなたはそのあほの事を好きなんてもっとあほですね。」

「……。」






ほら。
そこは好きじゃないって否定するとこですよ?
俺はあほじゃないって言わないと。
僕は勝手に自惚れてしまいますよ。





「…俺はあほを好きなあほだよ。」





自惚れていいんですか?





「……だから。ごめんて。」





そう言ってユノが僕にしがみつくようにいっぱいにくっつけた身体を
僕は同じようにいっぱいに引き寄せて抱き締めた。







そんなに簡単に謝られたら。








僕は一層
どうしようもなくなってしまうんじゃないかって思った。












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