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サクラ咲け!#14

ミンホ小説です。
ユノが受けです。

ようこそ。をご覧になり閲覧には十分ご注意ください。

お話は「続きを読む。」からです。

タイトル別お話の入口はもくじ。から。
よろしければご利用下さい。







「聞いてもいいか…?」


ユノはチャンミンの淹れてくれたコーヒーにそっと口を付ける。
熱い。そしてやけに苦くて眉を寄せた。
チャンミンはそれを見ていて無言で砂糖をユノの前に置く。


「ありがとう…。」
「甘いのが好きなんですか?」
「うん…どっちかって言うと。」


というかユノはコーヒーでも白に近いくらいミルクをいれて砂糖たっぷりの甘いのしか飲まなかった。


「淹れ直しますか?」
「いいいいっ。大丈夫。」


これくらい苦い話になりそうだから。
覚悟が出来る。


「…さっきの…話してた人って…のがチャンミンの忘れられない人…なのか?」


なんだって初めてチャンミンの家に遊びに来れたっていう凄い嬉しい日にこんな話をしなきゃならないんだろう…。
ユノは胸が苦しくてまた苦いコーヒーを口に流し込む。


「…えぇ。」
「……そっか…。」


もう分かってはいたけどやっぱり胸が痛い。
そうユノは思ってしまう。


「…なんか…。なんだよ…。」
「は?」
「死んじゃってんなら俺、もう。勝ち目無いじゃん。」
「あなたに勝てる訳がないでしょ???」
「…んだよっ。」


ひどい。


ユノは今までも何度だってチャンミンにそう思った。
なのにユノはやっぱりチャンミンを好きだと思う。
自分はおかしいんじゃないかと思う程。


「なぁ…。もう少し聞いていい?」
「なんですかさっきから。いちいち。」


「好きだった?」
「えぇ。好きでした。」


ユノは胸が本当に痛かった。
あんまりチャンミンが迷いもせず答えるから。


「僕はまだ若いけれど、全てを捨ててでも彼女と生きるって決めていました。」


つまり結婚をすると言う事だとユノでも理解する。


「僕がもっと大人であれば良かったのに。
僕が子供だったから。
あの人を苦しめて悩ませたに違いない。
だから…あんな事故を。」
「その人って…。チャンミンより年上だったって事か?」
「…そうです。僕がいた高校の教師だったんです。」
「えっ?えーっ?!すごい年上だった?」
「でも新任の若い先生でしたから。」
「ふー…ん。」


ユノは思わず指折り数えてしまう。


衝撃だ。
チャンミンがそんな情熱的な恋愛をするのが想像できなかった。
そんなチャンミンを想像したら単に自分への興味のなさは果てしない片想いでしかないんだと実感させられてユノは哀しくなる。


「僕達は愛し合っていたんです。」


チャンミンは目を伏せた。
ユノはそのチャンミンから目が離せなかった。


「短い時間でしたけど。僕達は将来を誓い合いました。
でも。僕がまだ子供で生徒だったから。
彼女は教師と言う立場で。バレてしまえば普通には扱われない。
彼女は本当に迷っていたんです。」
「……。」
「僕は本当に全てを捨てても良かったのに
…。」


ユノの胸はもう張り裂けそうだった。


「………っチャンミン。俺っ。」
「は?」
「俺も年上だろっ?」
「は?」
「チャンミンの好みにもしかして近いんじゃないか?」
「……はぁ?アホですか?」
「アホでもいいよ。俺にしとけよっ。」


チャンミンは呆れてユノを見る。
ユノは自分でもアホな事を言っていると思った。


それでもいいって思った。


「代わりでもいいよ。



なぁ。チャンミンっ。」
「……アホですね。本当。」


ユノはなんだってこんなに切なくって仕方がなくならなきゃならないのかと思う。
チャンミンが自分を選んでくれたらチャンミンを哀しませたりしないのにって。
どんなに願ってもチャンミンの好きな人になれないのが哀しかった。






「んだよ…もぉ。」












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