ハッピーエンド #19 - ハッピーエンド
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ハッピーエンド #19

ユノが僕を選んだのはどうしてだったんだろう。
























実際。


付き合う事になってからもユノとの関係で以前と変わった事は何もない。


ただ、僕を選んでくれて、誰かと抱かれる事をやめてくれた事が僕は嬉しかったし、心から良かったと思っていた。


だからたまたまキュヒョンと飲みに出た先で、ユノが男とホテルに入って行ったのを見て、僕は愕然とした。


「どうした?チャンミン。」
「……………。」


僕はキュヒョンの声掛けにも、気が付かない程呆然とユノの後ろ姿を見送っていて。
こんな状況になって酷く自分が惨めだと思た。
ユノは僕を選んでなんかいなかったんだ。


「おいっ。チャンミンっ!」
「………、キュヒョン。………すまない。埋め合わせはするから。」


僕はキュヒョンにそう言うとユノが入っていったホテルにユノに着いて入った。


そこのフロントでユノを見つけると僕はその男に肩を抱かれるユノを奪った。


「誰だお前っ!」


その男は怒ったけれど、僕は構わすユノを連れ去った。


「チャ………チャンミン………っ。」
「…………。」


ユノは焦った様に僕を何度も呼んだけど、僕は無言でユノを連れて帰り、帰るなりユノをベッドに押し倒した。


「チャンミン……っ。」
「あんた………。そんなに抱かれたい?僕が抱けばいいの?!そしたら抱かれる事を辞めるの?どうなのっ?!」
「………ごめ……ん。」
「それとも金?なんなのっ!マジでっ!」


僕はユノをベッドに押し付け叫んだ。


哀しかった。
裏切られたみたいで。最悪だった。


「チャンミン……ごめん。」
「どうして謝るの?!余計惨めだっ!」
「寂しい思いをさせてすまない……。」
「違う。寂しいのはあなたで、寂しい思いをさせてるのが僕だ。」
「………そうじゃないよ。俺がお前を愛してやれないからだ。」
「………何。何勝手に終わらせようとしてるの?結局僕を好きになれないから、やっぱり付き合うのを辞めようって話なの?」
「その方がいい。」


結局僕にユノは抱えきれなかった。


ユノの寂しさを埋める事は出来なかったんだ。


「…………何がそんなに寂しいの?どうして僕じゃダメなの?」
「…………俺は………多分もう。誰も愛せないんだ。」


ユノはもう。と言った。


つまり誰か愛した人がいたんだ。


その人が忘れられないって事なんだろうか?


僕がその人に敵わう事はないんだろうか?


「どうしても、僕じゃダメなの?」
「………チャンミンが言ってくれた一人にしないって……あれ。嬉しかった。ごめんな。」


どうして謝るの?


だったらいいじゃないか。


どうして終わりにしようとするの?


「嫌だ。離れないで。」


一人にしないって言った。
寂しい想いはさせないって言った。


何ひとつ僕は約束を守れないって事…………?


僕にユノの傍にいる資格はないのかも知れない。


でも。


「俺の事忘れないで?」
「………。」
「なんて。」


そう言って哀しく笑った。


離れると言うくせに忘れるなと言う。


本当に寂しがりなあなた。


「好きです………愛しています。離れても。無駄です。」
「俺なんかやめろ。」
「嫌だ。」
「お前はまだ幸せになれるから。俺なんてやめて幸せになれよ。」


僕はユノを離さなかった。


ベッドでユノを抱きしめて。ずっとこうしていたかった。


抱いたって良かった。
むしろ抱きたかった。


もっと早くそうしたら良かったのか。
それさえもわからなかった。


ねぇ。


好きなんです。
愛しているんです。







「嫌だ………ぁ。」
「チャンミン………。」







僕を好きになって。
愛して。








「嫌じゃないよ。お前は男じゃなくてもいいだろ?だから大丈夫。俺の事なんてすぐに忘れるから。」
「僕は忘れないし、あなたが男とかそんな事どうだっていい。」
「チャンミン………。」


一度でも僕を選んだ事。
その意味はなんでだかわからないけど。


「抱かれて安心するならいくらでも抱いてあげます。でもそうじゃない事はあなたもわかってるはずです。僕は過去にあなたが愛した男とは違いますから。」


もう誰も愛せない程忘れられない人がいるならそれでもいい。


敵わないと言うならそれでもいい。


「あなたこそ。忘れないで。覚えていて。僕があなたを好きだった事。これからも好きだって事。」
「…………。」
「信じてもらえるまで待ちますから。」


そうだ。
だって。
僕はまだユノの本当の名前も知らないんだった。





まだ。









まだまだ。なんだ。










僕はこの時覚悟をしたんだ。















好きなまま離れるから。好きなままで待つって。
好きなまま。


















ずっと好きなまま。


















いつか二人が幸せになるまで。























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今日も読んでくださってありがとうございます。




次回からはユノサイド。
明日お会いできるはずです。
(ほんとか?!ww)










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2019/07/21 (Sun) 00:30 | # | | 編集 | 返信

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2019/07/21 (Sun) 07:57 | # | | 編集 | 返信

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2019/07/21 (Sun) 18:35 | # | | 編集 | 返信

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