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そして僕達はオレンジ色の恋をする。season9 チャンミンside。

ミンホ小説です。
ユノが受けです。

ようこそ。をご覧になり閲覧には十分ご注意ください。

お話は「続きを読む。」からです。

タイトル別お話の入口はもくじ。から。
よろしければご利用下さい。
















『そして僕達はオレンジ色の恋をする。season9』
-チャンミンside-




















「チャンミン…お前大丈夫か…?」









キュヒョンがユノとドンヘを見送って動けずにいた僕に遠慮がちに声をかけてきた。
柔らかい顔立ちのキュヒョンはいつもそれだけで僕を癒す。
顔だけじゃなく性格もその柔らかさそのまんまの雰囲気も声も、今日は一層僕を癒すように感じた。


「あんなユノヒョン初めて見たんだけど…。」
「あぁ…僕も。初めてかも。」
「えぇッ?!」
「…ユノは僕には甘えないから。」


そうだ。ドンへヒョンにあんな風に甘えるユノは僕と過ごした何年もの時間の中でも僕に向けられた事は一度もなかった。
あんな風にユノが僕を拒絶した事も。
あんな風にユノが人を頼る事も。
一度も見た事がなくて僕はそんなユノの前で呼吸(いき)の苦しくなったのを思い出して眉を寄せた。


「…って言うか…。」


キュヒョンの視線は去っていくユノとドンヘの後ろ姿に向かったまま僕に喋り掛ける。


「ドンへヒョンにって言うよりチャンミンに対しての態度の方が驚いたんだけど??」
「僕?」
「んー。だって。ドンヘヒョンとは同じ頃からの付き合いだろうしあんなのもあるのかと思うけど、ユノヒョンって後輩には威厳があってチャンミンにもそうなんだと思ってた。
お前はユノヒョンとはあんまりふざけないし真面目な付き合いばかりしてるみたいに言ってたけど…。
なんだろう?あんな風にチャンミンに気持ちを全部ぶつけてるユノヒョンって意外だった。
チャンミンにだけなんだろうな?」
「…そう…かな?」
「ははっ。チャンミンはユノヒョンと近すぎて分からないんだよ。
あのユノヒョンがああなるのはある意味チャンミンに全てをさらけ出して甘えてる感じがしたけどな?俺は。」
「………。」


キュヒョンの言葉は僕を救うのに十分だったと思う。


「ほら。ユノヒョンより先に帰って待っててあげないとっ。」


そして僕の背中を押してくれるキュヒョンはどこまでも僕の信頼出来る友人だと確信した。


「あ…ぁ。ごめんなキュヒョン。」
「いいんだって。今日はSHINeeと飯でも行くよ。今度埋め合わせしろよなっ。」
「もちろんだ。」


キュヒョンは最後にグーにした手を僕に突き出したから、僕は笑って同じようにグーで軽く手を合わせて別れの合図をした。
そしてキュヒョンはミノの方へ行くとSHINeeと一緒に移動し始めた。


「……。」


一人になって僕はキュヒョンの言った言葉を何度も繰り返し思い出し、意味を呑み込むまで暫くそこで立ち尽くしてた。


「あんなユノ…?」


僕に優しくないと言って。
抱っこも、チュウもしないで。
自分を見も触りもしないんだと言って
駄々をこねたユノ。


そんな事でユノがムキになってたのを冷静に思い返したら僕は酷く照れて来た。
こっちにしてみたら分からないユノが分からない。
決して見たくも触りたくもなかった訳じゃない。
ただ加減せず抱いた身体が疵付いていたのを知っていたから触れてはいけないと思ったんだ。
見てしまえば触れたくなる。触れてしまえば又同じように抱いてしまうかも知れないから。
僕はそれくらいにユノが…。
と。そこまで考えて、ざわざわと騒ぎ出す胸のうちを何とか落ち着かせようと左手で後頭部を掻き廻して、首の後ろから前へ撫でる。
そして、そのまま口元を押さえた。


「僕にだけ…か。」


怒鳴り散らして。
人を足蹴にして。
今日はテミンとドンへヒョンにべったりを決め込んだ。


ユノの昨日からのそんなおかしな態度を理解するのは僕には難しいけど、
あんな駄々も、意味の分からない態度も僕にだけ向けられる態度なんだと思ったら全部が愛しいとさえ思えて止まらなくなった。


「へぇ……。」


僕は急にユノに会いたくなって。
会いたくて会いたくて。足早に駆け出した。


駐車場に向かって自分の車に乗り込むとドンへヒョンがユノを連れて帰るまでに帰らなければならないと思って時計を確認する。
多分ドンへヒョンはタクシーだ。タクシーを呼ぶ時間もあるだろうから少し余裕がある筈だと思って僕は車を走らせた。
帰る途中でドラックストアーに寄ってユノに冷えぴたやら薬を買い込んだ。
目に付いた桃缶とプリン。それからユノの好きなイチゴが入ったヨーグルト。
喉ごしの良さそうなものもカゴにぶち込むと急いでレジを済ませて家に戻った。

















理解できないものを理解するのは自分が一番苦手な事だった。


その後、ユノがいつまでたっても帰らない事にイライラして、ドンへヒョンに腹が立って、何をしてるのか、もしかして何かあったのか
考えれば考える程苛立ってさっきまでの「会いたい」も「愛しい」もなんの事だかもうさっぱり分からなくなって来ていた。


何度か携帯も鳴らしたけど電波の届かないところにいるらしかった。


一体なんなんだ?!?!?!


送ると言ったドンへヒョンは一体どこでどうやってあんな具合の悪そうだったユノを連れているんだ?
僕の所に帰らないのはユノの意思か、ドンへヒョンの策略か。


人をこんなにモヤモヤさせて、昨日からずっとモヤモヤさせて、どこまでモヤモヤさせる気か知らないが、
もうそんな訳の分からないものに振り回されるのはゴメンだった。


こんな気持ちをあの人が理解してくれるとも思えなくて一気に気持ちは冷めて行った筈だったのに。


あの人が帰って来た時には結局何もかも赦してしまったんだ。


だって。


顔を見た瞬間にあの人が泣いてしまいそうだったから。
思わず怒鳴ってしまった僕を見て僕がユノを待ってたんだって事に信じられない顔をしたから。
又、抱っこして欲しいだなんて事を素直に認めるから。
バカだと思って抱き締めた。


最初からそうすれば良かったって思うほど
抱き締めたら何もかもが「愛しい」に変わって、
いくら文句を並べても無駄にしか思えなった。


見えないものに振り回されるのはもう止めよう。
自分の選んだ先には結局ユノしかいないんだ。


それだけは間違いない。


それでも何度も何度も同じ間違いを侵す僕達は
馬鹿でも仕方がない。


ただただ。
自分でも意味も分からず涙を流すユノを「愛しい」と思ったから。







大丈夫だって思った。













ユノに何度も何度も大丈夫だって言ったんだ。


















(season9チャンミンside完。)

キュヒョンはきっとそんなに悪い奴じゃないですよ(笑)
ユノとチャンミンを支えてくれる一人に私は認定します(笑)
きっと私。又使います彼。はい。(笑)


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2013/05/20 (Mon) 21:09 | # | | 編集 | 返信

恋愛って…

分からないですよね…
お互いが。

まさにそんな感じ。

友達という存在、第三者の存在って…
時にすごく重要。

ミンホリック、マンセー
みんな、2人を応援してるよ♪

私はまぁ、腐ってるけど(笑)

私、REALな恋愛はもう縁が無いから…
全身全霊で2人を応援します
どんだけだ⁈(笑)


ギュータンもドンペロも馬様も、チカさんマジックで?皆、良いヤツだ!
( ̄+ー ̄)

これからも楽しみにしてまーす!

チェガン様へ。
もっとデロデロになればいいのに!
ユノ、ふふふふふ…
言葉になりません。

2013/05/20 (Mon) 21:44 | 如月☆シロメ #- | URL | 編集 | 返信

チャンミンの気持ちを考えると、ユノに判ってやれよって言いたくなるけど、やっぱり、チャンミンよりユノの方が辛かったよねぇ(*_*)って、思っちゃう(>_<)

チカさん、仕事、大変ねぇ。
私も中々終らない仕事でイライラする事や失敗して、落ち込む事あります(..)
最近は老化現象のお陰で、失敗を忘れるのも早くなりましたが(^-^)
チャンミンに大丈夫って言ってもらったつもり(ユノに言ってもらった方が良いかなぁ?)で頑張れる様な気がします(^-^)

トンペンになってから、立ち直りが早くなった…と言うか、なんかいつもへらへらしてるような(^_^;)

腐女子…ですから!

キュヒョン、期待してます♪♪


2013/05/20 (Mon) 22:37 | スカイ #- | URL | 編集 | 返信

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2013/05/20 (Mon) 22:55 | # | | 編集 | 返信

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2013/05/21 (Tue) 11:28 | # | | 編集 | 返信

キュヒョン、いい奴ですね♪


チャミsideを読んだら、それを踏まえてまた読みたくなりました♪

何度でもきゅう~っとするお話、チカさんいつもありがとう(*´∇`*)


2013/05/21 (Tue) 16:17 | 柚子 #- | URL | 編集 | 返信

Re: 鍵コメA・・o様。

A・・Oさんコメントありがとうございます(○˘︶˘人)♡
実はsjはあまり詳しくなくていいように書いているかもしれませんがすいません。
切ない大好き!これからも多分そんなのばっかりで(笑)
season9もう少しあります。おまけのお話楽しんで頂けたら嬉しいです(*ノノ)

2013/05/23 (Thu) 01:04 | チカ* #SFo5/nok | URL | 編集 | 返信

Re: 如月☆シロメ様

如月さんいつもありがとうございます(○˘︶˘人)♡
そんな縁がないだなんて(笑)縁はいつどこで転がってるかわかりませんよ?(○˘︶˘人)♡
みんなに幸せになってもらいたいです♪チャンミンもユノもドンへもシウォンも。
如月さんにも(○˘︶˘人)♡

2013/05/23 (Thu) 07:33 | チカ* #- | URL | 編集 | 返信

Re: スカイ様。

スカイさん~いつもありがとうございます(○˘︶˘人)♡
本当全ては老化現象!?と思わずにいれない!!
年々動きが緩くなるんですよ…何もかも…(爆)
ありがとうございます(○˘︶˘人)♡一緒に頑張りましょう!!
キュヒョンにご期待ください(笑)まだまだ(笑)

2013/05/23 (Thu) 07:36 | チカ* #- | URL | 編集 | 返信

Re: 鍵コメy・・e様。

y・・eさんありがとうございます(○˘︶˘人)♡
良かったって言ってもらえて救われます~~(๑′ฅฅ‵๑)
キュヒョンはきっといいやつです(笑)任せて!(意味不明)

2013/05/23 (Thu) 07:40 | チカ* #SFo5/nok | URL | 編集 | 返信

Re: 鍵コメぬ・様。

ぬ・さんコメントありがとうございます(○˘︶˘人)♡
((笑)そうそう大丈夫って適当に返事するときに使うときもありますよねっ(笑)
でもユノやチャンミンの言う「大丈夫」はきっと優しいんでしょうね~~…むふ♡
あ・失礼しました妄想世界へ…(笑)
新連載もぼちぼち頑張っていきますね~~~(○˘︶˘人)♡

2013/05/23 (Thu) 07:43 | チカ* #- | URL | 編集 | 返信

Re: 柚子様。

柚子さんいつもありがとうございます(○˘︶˘人)♡
キュヒョンちょっといい奴すぎますか????(笑)
でもチャンミンの友達だもんいい奴に決まってます。
友達前提ですけど!!!(笑)

2013/05/23 (Thu) 07:45 | チカ* #- | URL | 編集 | 返信

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