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そして僕達はオレンジ色の恋をする。season9 -裏side7-

ミンホ小説です。
ユノが受けです。

ようこそ。をご覧になり閲覧には十分ご注意ください。

お話は「続きを読む。」からです。

タイトル別お話の入口はもくじ。から。
よろしければご利用下さい。
















「あぁ…。煩…い…です。」






チャンミンはどんな時も相変わらずの口調で俺に接した。
こんな時なのにやっぱりそんな言い方なのか?


「チャンミン大丈夫かっ?!チャンミン!!チャンミン~大丈夫かよぅ。」
「ユ…ノ…っ。マっ…ジで…うるさい…ですから。」
「…ごめん…。」


チャンミンの声は低く小さく響いていつもの迫力はなかった。辛い身体には俺の声も響くのかな。俺は布団の上からチャンミンを抱き締めて口を噤んだ。
チャンミンの震えはまだ止まらない。


「…っ…ふ…ぅユ…ノ…。」
「なんだ?どうした?辛いのかっ?!」
「…の…。なんか…薬を…。」
「薬?薬か?!そ、そうだなっ!分かった!!!待ってろ!!!」


俺はチャンミンにそう言われて、そうだ!薬を飲ませなきゃ!!!と気が付く。
後は、チャンミンが俺にしてくれたように頭を冷やしてやらないと。
俺はチャンミンに布団を掛け直して「待ってろ。」って言ってチャンミンの部屋を急いで後にした。
薬はチャンミンが俺にくれたやつだ。リビングで薬箱を出してきて中を探る。それから俺も貼ってもらった冷えピタ。それから体温計と…後なんだ?!?!
取り敢えず薬を飲ませてしまうのがいいとチャンミンの部屋に戻ろうとリビングを出た。
出た所で「水!」と思い出して又戻る。
戻ってみれば薬やら探すのに散らかされたリビングが目に入ってチャンミンが怒る顔を想像した。
でも今はそれどころではないんだっ。
俺は冷蔵庫からペットボトルを取り出すと散らかしたそこはそのままにして今度こそはとチャンミンの部屋に向かう。
それなのに又だった。


「あ~~~~~俺ってバカっ。」


氷枕を持たなかった。もう一度リビングに戻り掛けて立ち止まる。両手もいっぱいだし、何よりチャンミンは震えていたし冷やすのは良くないんじゃないか???
今はまだ熱が上がってる最中なんだろう。だったら冷やすのは上がりきってからの方がいい。


「…じゃあこの冷えピタもいらなかったかな?」


俺は廊下でウロウロと行ったり来たりバカみたいだった。
とにかく薬だ。そう答えを出して俺はもう迷わずチャンミンの部屋に向かった。














部屋に戻るとチャンミンは相変わらず丸まったままで一ミリも動いていないような気がした。


「チャンミン薬これでいいだろ??」
「…ふ……ぅ…ど…れ…?」
「これ。俺もこれ飲んだんだろ??」
「そう…です。ソ…レ。」
「飲める?」
「はい…。」


チャンミンはそう返事した癖に身体を起こそうとはしなかった。
多分起きれないんだ。
細いけれど大きな身体をいっぱいに丸めて布団に包まったまま辛そうに息をして目を閉じていた。


どうしたらいいんだ?


俺はそこで又、今朝見た夢を思い出した。チャンミンに問われてもとても答える事が出来なかった。酷く恥ずかしい夢だった。


「チャンミン…飲ましてやろうか…?」


でも今はそれしかないって。俺は思った。


「結構…です。」
「…飲める…のか?」
「飲めます…か…ら。」


夢では俺が求めた。でもチャンミンは拒んだ。


「ん…………じゃあ。頑張れ。」
「は……っ子供じゃ…ないん…で…。」


現実でも俺が求めるんじゃあまりにも俺ばっかだ。布団から出てきたチャンミンの掌に錠剤を握らせる。触れた手はとても熱かった。
思わず不安になって両手できゅっと握り締めると、チャンミンは俺を見た。どこか虚ろで幼く見えるのは弱ってるせいだ。


「薬…くらい飲める…って…の。」


そんな心配してる訳じゃないんだけど。俺はチャンミンの手を数回摩って離した。


「ん…飲めよ。」
「…分かってま…す。」
「ほら…。」
「煩…い。」
「なんだよ。」
「僕のタイミングで飲むから…。黙ってて。」


呆れる。
チャンミンには構うだけ損な気がする。
言われた事だけしていた方がうまく行く時があるんだ。そうかと言ってずっと放って
置いてはいけない。そこらへんがチャンミンの気まぐれで難しい所だった。


「………はぁ。」
「…おい。飲まねーといつまでも治んないからぁ。」
「ゎ…か…ってる…。あなただって飲めなかったでしょうが…。く…そ。」
「…俺?」
「飲ませてあげたのも…知らないんですか…?」
「…あ…?」


チャンミンはゆるゆると起きて薬を口の中に入れた。


「水…。」
「あ…あぁ。」


ペットボトルをチャンミンに渡そうと俺は手を伸ばす。




飲ませてもらった。




そうだ。




チャンミンが今みたいに自分の口に薬を放り込んで俺に…。




「夢じゃなかったのか…?」
「は??」
「まさか…。こうやって??」
「え??」


俺は掴んだペットボトルをチャンミンには渡さず、自分の口に含んでチャンミンに顔を寄せた。


「ちょ…ぉ…っ。」
「…ん。」
「…や…め…っ。」


チャンミンは俺から逃れる様に腕を振り上げ俺とチャンミンを遮った。
俺は思わず口にため込んでた水を飲み込んでしまった。


「飲ませてやるってっ!」
「いー…ですってっ!!」
「何が?」
「…は?やだっ。」
「だから何がっ!」
「僕は嫌だ。あんたの口に入った水を飲むなんて…っ。」
「おいおい。酷い事言うな。」
「あんたはいいかも…知れないけど…っ!」
「したのか?!」
「は???」
「夢かと思った…っ!」


チャンミンが口を開けたまま一瞬固まってそれから頭を掻いた。
俺は夢の感じを思い出して顔が熱くなるのが分かった。
何がってそれを自分が求めたんだから。


「あー…?それは…夢じゃ…ないですね。口移し…しました…。」
「それは…?他にも何かしたか?俺。」
「え…えー…と。」


チャンミンが言葉に詰まって左手の指先で眉間を撫でた。


「…すみません熱があるあなたを…抱きました…。」


全部夢じゃなかった…って事らしい。


「…な…なんだ。夢じゃなかったのか…。」
「…すみません…。本当…。」
「…いや…なんか俺が全部………な気がするし…。」
「…ま…ぁ。」
「でも…俺…寝ちゃったくね?…又明日って言って…悪かったな…。」
「……あー…いや…。」


なんか変な会話だと思った。意味もなく耳が熱い。チャンミンの顔が赤いのは熱のせいかも知れないけれど、そんなものがない俺も顔が赤いに違いなかった。


「なんか…ゴメンな。俺一人イッた感あるくらい満足してんだけど…。」
「あ…ぁ…はい。…僕…寝てるユノ相手に最後までしました…すみません…。」
「えぇっっ?!」


チャンミンがいつになく背中を丸めていて、伏せた顔が本当に申し訳なさそうに見えた。


「そ…っそれは知らないっ!全っ然っ!!」
「…す…みません…。」
「ど…ど…やって…。」
「…ちゃんと機能してました…よ?あなたイッたし…。」
「う…嘘…だっ。」
「…苦…い…。」
「…は…?」


チャンミンは嫌そうな顔をして口を押えた。
さっき薬を口に入れたまま水を渡さなかったからまだ口の中にあるらしい。
薬が溶けだして苦みが出て来た様だ。


「水…。」
「あ…あぁ。」


俺は持ったままだったペットボトルをチャンミンに渡す。
チャンミンは直ぐ水を口に入れて飲み込んだ。
数回少しずつ水を口の中で転がして飲み込むのを繰り返してペットボトルの蓋を閉めると、ぼすっと枕に沈み込んで目を閉じてしまう。


「…寝る。」
「お……おう。」


限界な感じ。


「チャンミン…もう寒くないのか?」
「…ん…。」


俺はチャンミンの額に手を添えて熱を見る。
チャンミンの体温はいつも高い方だけど今日のは半端ない。


「枕は?冷たいのいらね?」
「欲し……。」


チャンミンは目を閉じたまま短く俺に言う。
それだけで後は直ぐ眠った様だった。


俺は色々が色々で。改めて思い出すそれが酷く淫乱な感じがして一人で頭を掻き毟った。










つづく。
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COMMENT

はは(笑)
相当弱ってますね、チェガン様(*_*)
ばらしちゃう…なんて(>_<)
ユノの焦ってる感じといい、スゴくはまります(^^)
明日も楽しみです\(^_^)/
寝ながら後悔(うっかり認めちゃった事を…)ですねぇ(>_<)

2013/05/29 (Wed) 22:33 | スカイ #- | URL | 編集 | 返信

つづくんっ♪(///ω///)♪!

ドキドキしながら読んでます。

2013/05/30 (Thu) 10:23 | ユノlover #/c2.ISBc | URL | 編集 | 返信

Re: スカイ様。

スカイさん(○´ω`○)ノ
なんか今回は熱のせいでユノもチャンミンも珍しい感じが書けて楽しかったです。
ってまだ終わってませんが…(笑)
ハマってもらえていたら嬉しいです。
最後まで宜しくお願い致します(○´ω`○)ノ
コメントありがとうございます!!

2013/05/31 (Fri) 18:00 | チカ* #- | URL | 編集 | 返信

Re: ユノlover様。

ユノloverさん(○´ω`○)ノいつもありがとうございます!!
つづくんっ♪うん。つづくんっ(笑)
ドキドキありがとうございます(○˘︶˘人)♡

2013/05/31 (Fri) 18:02 | チカ* #- | URL | 編集 | 返信

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