秘密はじめました。#13
ユノが受けです。
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お話は「続きを読む。」からです。
タイトル別お話の入口はもくじ。から。
よろしければご利用下さい。
俺は落ち込んでた。
だって。
チャンミンに嫌がられてたんだ。
俺は嫌じゃなかったのに。
分かってたけど。
仕方ないけど。
俺がおかしいんだから。
俺がリビングのソファーで横になってるとチャンミンが風呂から出てきたらしくリビングに顔を出した。
シャンプーだか石鹸のいい香りがふわっとする。
「あの……お風呂空きましたんで。どうぞ。」
「おぉ。」
俺は短く返事をしてチャンミンの顔は見なかった。
風呂上りのチャンミンを見たら又チャンミンの嫌がる事言っちゃいそうだ。
チャンミンがこのまま部屋に戻ってくれればいいと思った。
それなのに。
「ユノ?」
わざわざリビングに入ってきてソファーの俺を覗く。
「………。」
「お風呂空きましたって。」
返事が聞こえなかったのか?
ばかやろう。
「わかったって。」
「はい。」
そう言うと今度は部屋に戻って行った。
チャンミンの匂いとチャンミンの顔の残像だけ残して。
部屋を出て行った。
なんて奴。
余計だろ。
そんな風にされたら余計自分だけおかしいんだって気分になる。
俺は気を紛らす為にも仕方なくシャワーに入る事にする。
なんだか今日は歌を歌う気にもなれなくてさっとシャワーを浴びるとシャワーブースを出た。
「?!」
そこにチャンミンがいてびっくりする。
「わーーーーーっ!!!!!」
そんな俺を見てチャンミンは腕を組んで偉そうに可愛い顔をしてニヤっとわらった。
「どうですか。驚かされる気分は。」
「な、な、な、なんだよっ!!」
「そう僕が何時までも驚かされっぱなしな訳ないですよ。」
「なんの話だっ。」
俺はまさかチャンミンがいると思わなくて剥き出しだったちんぽを思い出したようにタオルを引っつかんで隠す。
「あんた自分だけずるい。僕にだけさせておいて自分は逃げて。」
俺はびっくりする。
チャンミンの台詞が余りにも惚けてる気がして。
だって。
「そ、そこ?」
「何がっ。」
「怒ってるのはそこかって聞いてるんだっ!」
「そこでしょう!」
チャンミン何言ってるの???
じゃあ。
「……じゃあ。シたことは、怒ってないのか?」
「へ?」
チャンミン?
俺。
俺は。
どう整理したらいいのかな?
つづく。
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チャンミンったら(笑)
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